石井町議会 > 2013-03-12 >
03月12日-02号
03月12日-02号

  • "辞職勧告決議"(/)
ツイート シェア
  1. 石井町議会 2013-03-12
    03月12日-02号


    取得元: 石井町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    平成25年 3月定例会       平成25年3月石井町議会定例会会議録(第2号) 1. 招集年月日  平成25年3月12日(火曜日) 2. 招集場所   石井町役場議場 3. 開議     3月12日午前10時00分宣告 4. 応招議員      1  番     山 西  国 朗      2  番     小 林  智 仁      3  番     永 岡  栄 治      4  番     仁 木    孝      5  番     久 米  伸 一      6  番     白 川  光 夫      7  番     谷 脇  孝 子      8  番     後 藤  忠 雄(午後1時00分出席)      9  番     近 藤  忠 夫     10  番     山 根  由美子     11  番     川 端  義 明     12  番     山 口  性 治     13  番     藤 田  高 明     14  番     梶 野  利 男 5. 不応招議員   な    し 6. 出席議員      1  番     山 西  国 朗      2  番     小 林  智 仁      3  番     永 岡  栄 治      4  番     仁 木    孝      5  番     久 米  伸 一      6  番     白 川  光 夫      7  番     谷 脇  孝 子      8  番     後 藤  忠 雄(午後1時00分出席)      9  番     近 藤  忠 夫     10  番     山 根  由美子     11  番     川 端  義 明     12  番     山 口  性 治     14  番     梶 野  利 男 7. 欠席議員     13  番     藤 田  高 明 8. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長             河  野  俊  明   副町長            朝  日  隆  之   参事             坂  東  範  昭   参事             中  村     聡   総務課長           黒  川     浩   財政課長           伊  延  徹  哉   税務課長           吉  浦  理  史   住民課長           以  西  誠  司   いきいき農業振興課長     中  村     淳   建設課長           遠  藤  光  宏   福祉生活課長         薮  本     前   長寿社会課長         岩  佐  伸 一 郎   わくわく観光情報課長     田  中  達  也   すくすく子育て課長      五 反 地  由 紀 子   保健センター所長       遠  藤  美  信   清掃センター所長       瀬  部  泰  博   水道課長           水  口     満   教育長            村  山  一  行   教育委員長          河  野  英  俊   社会教育課長         近  久  敬  司   給食センター所長       井  内  勢  二   監査委員           福  本     慶 9. 職務のため会議に出席した者の職氏名   議会事務局長         廣  野     勝   主査             坂  本  亜  紀10. 会議録署名議員      8  番     後 藤  忠 雄      9  番     近 藤  忠 夫     10  番     山 根  由美子11. 議事日程日程第1 会議録署名議員追加指名日程第2 一般質問            午前10時00分 開議 ○議長(梶野利男君) ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の追加指名 ○議長(梶野利男君) 日程第1、会議録署名議員の追加指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により10番山根由美子君を追加指名いたします。 一般質問の前に、町長より報告があります。町長。 ◎町長(河野俊明君) このたびの役場庁舎火災により、町民の皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことをおわびを申し上げます。 火災発生状況についてでありますが、3月10日の日曜日の午後11時30分ごろに役場庁舎1階の農業委員会窓際周辺の窓ガラスが割られ、書類の一部を損傷いたしました。翌日現場検証を行い、現在出火原因を調査中であります。 隣接住民の方の迅速な消火活動により最小限に食いとめられ、感謝を申し上げるとともに、消防、警察関係所管、また町民の皆様にはご迷惑とご心配をおかけいたしました。今後防犯、事故防止を徹底し、全職員一丸となって防火管理に努めたいと思っております。ご理解を賜りますようによろしくお願いを申し上げます。 ○議長(梶野利男君) これで報告は終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(梶野利男君) 日程第2、一般質問を行います。 通告が参っておりますので、順次指名いたします。3番永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) おはようございます。永岡栄治でございます。 議長の指名により一般質問をさせていただきます。 まず冒頭に、先ほども黙祷をささげさせていただきましたが、東日本大震災から昨日で丸2年を迎えました。避難生活者はいまだ31万5,000人、そして死者は1万5,881人、行方不明者2,668人、震災関連死者2,303人という未曽有の大被害をもたらしました。犠牲者の方々に深く哀悼の意をささげ、被災地の早期復興を心よりお祈りいたします。 それでは、それに関連してちょっと喜ばしい話も聞いておりますので、ちょっと報告させていただきます。 過日、被災地の復興を支える自治体職員が数百人規模で不足しているという記事が出ておりましたけれど、本町からもまだ内示前ではございますが、若い職員が手を挙げられたというふうに伺っております。非常に喜ばしいことであると思いますし、職員の人員が減るにもかかわらず、その気持ちに応えた職場の同僚、先輩方の行為もすばらしいことだと思います。ぜひ被災地のために、石井町を代表して頑張ってきていただきたい。心身ともにストレスがかかることだと思いますので、健康管理には十分気をつけていただきたいと思います。 また、総務省では、初めて自治体職員OBの募集を始めております。今年度限りで勇退される両参事をはじめとする皆様方の中で、被災地のために即戦力として働きたいと思われる方がおられましたら、本町にとっても非常に名誉なことだと思いますので、お伝えしておきます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 石井町は国保非常事態宣言を出されておりますけれど、石井町全体にとっても、この前の町長の有罪判決を受けて非常事態宣言と言ってもいい状況にあるのではないでしょうか。その中で3月5日、河野町長クラブ従業員女性に暴行した現場を目撃したと証言した男性が、本当は見ていなかったと証言を翻しました。これについて、3月6日の読売新聞徳島版では、誰が本当のことを言っているのかわからなくなってきたという町内女性の困惑する声を掲載しております。 そこで、河野町長にこの証言、覆った経緯等について説明を求めます。よろしくお願いします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 永岡議員さん、私は経緯はわかりません。ただ、見たと言った人が、検察、警察の調書の中で、本当は見てないのですよと、わからなかったという調書があるのです。これを私は裁判長に言っているのに、裁判長は取り上げなかった。だから、私は徳島の裁判は程度が低いと言っているのです。そしたら、何日かたって私が間接的に聞いたのでは、もう河野さんにどんなにしてもおわびをしたいと、謝っておいてほしいと。直接謝ったらどうですかと言ったら、もう顔を見るのも気の毒なと、本当に私は悪いことをしたと、そういう経過だと聞いております。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございました。 私は当時、町長以外に4人いた客のうち、唯一暴行現場を見たと証言した男性が偽証を認めたことで、この事件は町長が当初から主張していたとおり、でっち上げの冤罪だったことがほぼ決定的となったと考えております。高裁で無罪判決が出るのは間違いないと確信しております。 ですが、ここで私も町長に一つの言葉を送らせていただきます。君子危うきに近寄らずという言葉があります。町長は周りには自分を陥れようとする勢力があることを十分注意して、残り2年の任期、町の活性化に全力を挙げていただきたいと要望します。 続きまして、通告2番目の二元代表制についてお伺いいたします。 地方公共団体は、憲法第93条により議事機関として議会を設置すること、地方公共団体の長、その議会の議員は住民が直接選挙で選ぶことを定めております。これは国の政治が、衆議院で多数を形成した与党から内閣を選出する議院内閣制と異なる二元代表制と言われております。議会の使命は、具体的な政策の最終決定と行財政運営の批判と監視にあり、住民の負託を受けた各議員は、それぞれの立場で、是は是、非は非と判断しなければなりません。ところが石井町では、河野町長は議員を与党、野党と区別し、議員間の対立に拍車をかけてるように思えてなりません。町長の政策に全て賛成するのが与党、少しでも異を唱えれば野党という認識はおかしいのではないでしょうか。むしろ町政をチェックしてくれる、町長が言う野党議員の存在は本来ありがたい存在のはずです。 最近、通年議会を導入するなど、議会改革に積極的に取り組んでいる勝浦町議会の議員の方と勝名地区議員研修会でお話しする機会がありました。その方は現在の中田町長の家の近くに住んでおり、町長の選挙の際は選対本部長を務められたそうですが、一たび議会では町長に対しても是々非々の立場を貫き、納得がいかない議案には反対したと話してくれました。私はこれこそが議会の役割なんだと、聞いていて感動を覚えた次第であります。私は今の与党といわれる会派の一員におりますが、与党ももっと勉強して議論を積み重ね、執行部に政策論争を挑むべきだと考えております。そして、強制起訴事案については、まだ高裁の判決が出ておりませんが、私個人は無罪になることは決定的だと考えております。前回の臨時議会では町長の辞職勧告決議案を出された方々も、いたずらに町政を混乱させることは慎むべきだと考えております。過ちを改めざる、これすなわち過ちという、その言葉を十分に吟味していただきたい。 町長には、まず今議会から与党、野党という言葉を使わないようにしていただきたいと要望しておきます。議会には住民から託された行財政運営の批判と監視という重責があることを理解し、丁寧な説明と真摯なる答弁を求めたいと思いますが、これについて町長のお考えをお伺いします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) いいご質問だと思いますが、こういうことですね。私の答弁をよく聞いていただいたらよくわかりますが、野党の人であっても、与党の人であっても、一生懸命勉強してきちんとした質問をされている方には私はきちんとしたお答えをしております。ただ、程度の低い質問をされる、あるいはそういう発言をされる人には、そのように回答をさせていただいています。そういう人にきちんとした回答をしてもわからない、だからそのように回答しているわけです。 例えば与党の先生方というのは、何回もいろいろな面で打ち合わせをしています。例えばこういうところにこういういい場所がある、こういう勉強に行きませんか、例えば今度はこういう予算をつけて、これどうですかとか、意見のいろいろ交換をしています。それから、特に一番多いのは永岡議員さんでございますが、地域の要望というのを持ってこられますね。ここがちょっと道路悪い、こういう要望がある、町長、これどんなになりますか。6年間の中で、野党の議員さんは一度もそういうことはなかったです。私は野党の議員さんが来ていただいても、そこが道路が仮に必要、カーブミラーが必要、町民の意見がそういうことだったら、お聞きします。けれど、意見の具申なり、そういう要望というのは6年間の間で一つもなかった。反面与党の議員さん方は、一生懸命いろいろな打ち合わせをして要望に来られる。何でも全て賛成するのが与党、反対するのが野党、そういうことではないです。よいことには賛成をしていただきたい、悪いことには反対をしていただきたい。是々非々という言葉というのは、本当に表向きはいいようでございますけれど、私から見てみたら、逃げる言葉ですよね。表向きは是々非々、採決になったら反対、そういう言葉というのはちょっとおかしいですね。ほんまに石井町にとってこれが必要なこと、必要でないことだったら、担当課長なり町長のとこへ行って、十分話をしたらどうですか。町長、これ何しに予算つけるんですか、どうしてこれが必要なんですか、私はこういう考えですよという意見具申もいただいたらと思います。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) まず、程度が低いというのは、これ町長個人の考えでありますので、やはり議会議員も町民からの負託を受けて選ばれている以上、どのような質問にあっても真摯に答える責務があるのではないでしょうか。 それで、先ほどの話もありました。野党といわれる議員さんの要望もお聞きして、必要があれば応えます。そして、与党といわれる方も反対意見があれば、反対に回っても構わないというような、そういうお話だったと思います。そういうことで、議会と執行部、抑制と均衡のとれた緊張感のある関係をこの石井町議会でもつくっていきたいと思っております。 町長は鹿児島県阿久根市のブログ市長で話題になった竹原市長をよくご存じだと思います。私も最近本を買って読ませていただきました。この竹原市長は、改革を求める市民の声に押されて当選いたしましたが、議会や職員との対立を繰り返し、最後は議会を開かずに専決処分を繰り返して、ついには住民のリコール運動で市長の座を引きずりおろされました。町長、どうか、この竹原市長を反面教師としていただき、残り2年の任期で議会が、そして石井町全体が一つにまとまるような町政運営をお願いいたしたいと思います。 さて、2年後の春といえば、町長選挙もあるわけですが、これ石井町も大きな節目を迎えるわけであります。2年後の3月31日、5カ町村の合併からちょうど60周年を迎えます。人間で言えば還暦となります。石井町誕生60周年に向けて、私も一つの提案をさせていただきます。 それは、住民主体の合併記念事業を行うことです。石井町では町民の方々もややもすると町長派、反町長派と色分けされてしまい、まちづくりが非常にやりにくくなってしまっております。顔を合わせても、あの人は町長派、この人は反町長派と考えながら話題を選ばなければなりません。そんなことではこれからの超高齢社会、人口減少社会で、石井町が自治体間競争で大きく遅れをとってしまいます。 そこで、石井にちなんで、5地区で141人、石井と語呂合わせで141ですね、の実行委員会を選出し、合併記念事業に向けて、郷土の宝探し、未来のまちづくりに向けて考えてもらうのです。子供から現役世代、お年寄りまで、町長派も反町長派も一つになって地域の未来を考えることで、石井町が新たな一歩を踏み出せると思うのです。合併60周年に向けて、住民主体となった事業をぜひ要望いたします。 河野町長、所信表明では私が贈ったマックス・ウェーバーの「職業としての政治」の最後の一節を冒頭で引用いただき、ありがとうございました。不屈の闘志で町政を私物化する不当な勢力と戦い、改革を断行してきた河野町長にふさわしい言葉だったかと思います。その河野町長にもう一つ、メッセージを贈りたいと思います。北風と太陽という寓話をご存じでしょう。旅人のコートを脱がそうと、幾らきつく北風を吹きつけても旅人は決してコートを脱ぎません。しかし、太陽がさんさんと照らせば、旅人は暑さにたまらずコートを脱ぎました。石井町のキャッチフレーズは何ですか。太陽と緑の環境都市です。河野町長には、残り2年の任期、どうか石井町の太陽となって町民を明るく照らし出してほしいと思います。この件については答弁を求めません。 それでは、次の通告に移ります。 徳島県から朝日副町長が来られて、もうすぐ1年になります。副町長として、町長の代理として、公式行事に出席するだけではなく、県とのパイプ役、町職員の指導育成等、さまざまな役割が期待されていることと思います。まず、朝日副町長、石井町で1年間務められた感想をお伺いいたします。 ○議長(梶野利男君) 副町長。 ◎副町長(朝日隆之君) 永岡議員のご質問にご答弁を申し上げます。 ご縁がありまして、石井町で仕事をすることとなりまして、今ご指摘いただきましたように、間もなく1年が経過をするということでございます。思い出しますと、議決をいただきましたのは昨年度のこの議会でございまして、大変感慨深いものがございます。今振り返りますと、あっという間の1年でございました。 この1年間の感想というお話でございました。この1年間、私が意識して取り組んできたことや感じていることについて簡単に申し上げたいと思うのですけれども、まず1つ目は住民の皆様の活動あるいは町の事業ですね、これをやっぱりたくさん知らなければいけないということで、行事などに参加するように心がけてまいったつもりでございます。その中ではボランティアの皆さんをはじめといたしまして、熱心な町民の方々、たくさんおられるというふうに感じているところでございます。私はこういう皆さんの力を、これから大変厳しい状況を迎える日本の中で石井町が生きていくために、石井町が存在をしていくために、一つの方向に持っていくということが大変重要なのであろうというふうに感じているところでございます。 もう一つは、職員について申し上げます。 石井町の職員の皆さんは大変すばらしい人材がそろってるというふうに考えております。人間、私もそうでございますけれども、指示だけではなかなか動けないというところもございまして、情報の共有化、あるいはミッションを明確にする、見える化といったものは大切ではないかというふうに感じてるところでございます。あるいはまた、長期的な視点も必要ではないかというふうに感じているところもございます。いろいろ内部ではお話をする中で、一層みずから課題に取り組んでいく職員像と、こういったものを理想というふうに考えているところでございます。 簡単ではございますけど、ご答弁にかえさせていただきます。議会の皆様におかれましても、ご理解、ご協力いただけますようにお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。
    ◆3番(永岡栄治君) 1年間の感想ということでお伺いしました。 それでは、河野町長にもお伺いいたします。 副町長を迎えて、石井町にとってどのような成果があらわれているのでしょうか、よろしくお願いします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 昨年ですかね、飯泉知事さんに石井町も私のいろいろサポートしてくださる人をぜひお願いしたいということで、いろいろ石井町議会というのは常に混乱しておりますので、知事に議会のテープを送ったり、私の所信表明のテープも送って、こういうことに耐え得る人をお願いしますということでお願いしました。 知事からは、絶対この人は大丈夫だということをお墨つきでいただいていまして、まだ1年あるわけなのですが、私は最初はちょっとご苦労されるだろうな、大丈夫かなと思っておりましたが、本当に副町長からお話にもありましたように、地域のイベントなんかでも私はご挨拶だけで帰る場合が多いのですが、もうちょっと最後まで見るわとか、一番私が助かっておりますのは、いろいろな会合が重複する場合があります。同じ時間に3つ会合がある、そしたら一番最初のところと2つ目はもう挨拶だけして帰るわけなのですが、弱ったな、町長がこんなことではいかんなと思って、そういうときに町長の代行で、本当に歌も上手ですし、早いうちになじんでいただいて、非常に私は助かっております。いい人が来てくださったなと思っています。 それと、やっぱり県庁という組織の中でおられた方ですから、石井町が県のいろいろな事務手続きというのを見習うことがたくさんあります。このやり方ではまずいのではないかというふうな、そういう意見もたくさんいただいてまして、非常に石井町の職員さんも、さすが県の職員さんはちょっと違うなという、そういう感じで見られただろうと思いますね。最後はやっぱり県庁でもある程度の役職の方でございますので、県と話するときには先に県の人とコンタクトをとっていただいて、町長が話をしやすいように、そういうことも進めていただいております。非常に感謝をしているというのが現状でございます。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございます。 公式行事への代理出席、歌がうまいとか、そういうこともいい要素なのでしょうけれど、やはり県との折衝、そして職員の教育、これが私はやはり非常に大きな役割ではないかと思いますが、この件では正直に申し上げると、ちょっと不満なところもあるわけなのです。まだ石井町、河野町長に対して遠慮をしているのかなという気を持つわけです。もっと職員への指導、そして県との交渉時に汗をかいていただけないかと率直に要望させてもらいます。非常にそつなく仕事をしている印象がありますけれど、むしろもっと周囲と摩擦を起こすぐらいであって欲しい、旧態依然の役場体質から抜け切れない町職員の意識を改革してほしい。そうでないと、外部から人材を受け入れている意味がありません。交流人事の残り1年、さらに頑張っていただきたいとエールを送らせていただきます。 また、河野町長が必要とあれば、どんどん外部から人材を期限つきで登用していただきたい。例えば、防災のスペシャリストとしての自衛隊元幹部の起用というのもいいと思います。まちおこしには、よそ者、若者、ばか者が必要だと言われます。ぜひ石井町でもそういった人材を育てていただきたいと思います。 続きまして、年末の総選挙がありまして、自民党、公明党が再び政権を奪還して3カ月が過ぎました。安倍政権、非常に順調な滑り出しをしております。私も民主党政権末期に陳情に行きまして、石井小学校高原小学校高川原小学校エアコン設置について陳情したのですが、無事内定がいただいたということで安堵いたしました。政権のかわり目でもあり、防災対策とエアコンは直接関係がなかったため、補助金がおりるか心配しておりましたが、徳島県関係の国会議員の方のご尽力をいただき、無事おりることになり、これで町内の小・中学校は全てエアコンがつくことになりました。児童・生徒の皆さんは快適な環境で、ますます勉学に励んでいただきたいと思います。 この政権がかわると予算も事業もがらっと変わります。これが政治の醍醐味であります。本町もいち早く情報を仕入れ、少しでも有効な補助事業を引っ張ってこられるように独自に動かなければなりません。安倍政権で復興防災対策、成長による富の創造、暮らしの安全と地域の活性化の3つを重点に掲げております。各省庁の予算については、ホームページにも出ておりますから情報の入手は可能です。県からの情報を待つのではなく、省庁と直接連絡をとり合って、石井町の歳入をふやしていただきたい。これにつきまして、朝日副町長、各課の動きをどう指導しておりますか、政権交代の変化に素早く対応できるのかどうか、自治体の対応能力が問われていると思いますので、ご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 副町長。 ◎副町長(朝日隆之君) 永岡議員から国の予算の獲得についてご質問をいただいております。 地方分権と言われて久しく、地域に密着した事業というのが望まれている昨今でございます。いろいろなことを考える場合に、ソフト事業、あるいは事業展開の方法といったような点で知恵を絞っていく必要というのがありまして、各課においても工夫を凝らしているということでございますけれども、ご指摘のように、具体的に動こうといたしますとやっぱり先立つものが必要になってくるということで、予算は大変重要だと考えております。一定規模の事業ということを考えますと、私どもだけの財源では大変難しいということもございまして、国や県、そこで用意をされている予算というのは大変重要だというふうに認識をいたしております。これにつきましては、所管の部局が事業については最も知っておりますので、常日ごろから国や県の情報を収集するということがまず第一と考えております。事業を検討する場合には、計画的に対応していくということがやっぱり不可欠であろうと思っておりますし、関係機関との連携というのは大変重要だというふうに思っているところでございます。 そして、本町の実情も十分理解していただく必要があるというふうに考えております。私どもはまず中央省庁とも大事だと思っておりますけれども、まず県の担当部局とも連絡を図りながら、その活用というのを図っていかなければいけないというふうに考えております。補助の制度につきましては、多岐にわたる場合もございます。今後アンテナを高くして、情報収集していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 歳入、自主財源というのは、なかなかふえるどころか、今は減っていく一方でありますので、ここはぜひとも国から予算をとってくる、もっと言えばそうした予算をとってきた、そういった意欲的な能力のある職員に対してはボーナスとか、そういう民間で言うと当たり前のような、そういったことも検討してはいいのではないかと思います。それほどやはり税収というのは今厳しくなっておりますし、もう全ての料金が今上がる一方になっておりますので、ぜひともアベノミクス、そして大型の補正予算、15カ月のこの予算というのを少しでも石井町に活用できるよう、知恵と汗をかいてほしいと思います。 続きまして、農業の活性化策についてお伺いいたします。 予想どおりといいますか、安倍首相は例外なき関税撤廃を求めないということを条件に、TPP交渉への参加をオバマ大統領に約束いたしました。TPP、海外から今後流入してくる農産物に負けない質の高い農産物を石井町から売り出していかなければなりません。本町として売り出していくべき農産物としてはどんなものがあるか、これも4月から産経課から独立して農業振興課となったわけですから、この農業振興課長に石井町としての攻めの農政、どういったものがあるかをお伺いいたします。 ○議長(梶野利男君) いきいき農業振興課長。 ◎いきいき農業振興課長(中村淳君) お答えします。 作物としては、ホウレンソウとかブロッコリー、キャベツ、いろいろなものが石井町では作付できると考えております。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) きちんと通告しておりませんでしたけれど、農業振興課長であれば当然答えられるだろうと思いまして私は質問したわけなのですが、いまだに町民の間では産経課、産経課と言われております。農業に特化して課をつくったというその認識を改めて強く持っていただき、そして私は町の農産物のセールスマンであると、そういう意識を持っておれば、今のような答弁にはならなかったと私は思います。 それでは、浦庄小学校では「いけいけ!浦庄ホウレン草」の歌というのがありまして、非常に覚えやすくて耳になじむ歌であります。ぜひ学校の音楽の先生方には、石井町の特産、例えば野沢菜の歌、スイートコーンの歌というのもつくっていただけたらと思います。そのほうれん草の歌には、私は音痴なので歌いませんけれど、「ビタミンA、ビタミンC、鉄分、カルシウムたっぷり」という歌詞があります。このほうれん草をはじめ、石井町の農産物の栄養価で、糖度やビタミンC、抗酸化力、硝酸イオンなどを分析して、おいしく健康によい農産物づくりに力を入れてほしいと思います。それがひいては石井町の野菜のブランド力アップ、差別化につながると思いますが、この件について課長に答弁をお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) いきいき農業振興課長。 ◎いきいき農業振興課長(中村淳君) 農産物の栄養価の分析ということですけれども、ちょっと調べたところ、県の農業技術センターとか農業大学校、県立工業技術センター等では農産物としての栄養価の分析は一応行っていないということを聞いておりますが、石井町産の農産物の特色を打ち出すということについてはどうかということで、今後検討していきたいと考えております。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 試験場、農大ではそういった検査を行ってないということですが、徳大には医学部栄養学科もございます。ぜひ栄養価、科学的根拠に基づいた農産物の売り出し方をお願いしたいと思います。 実は日本の野菜、これ50年前から比べたデータがあるんですけれど、栄養価が大きく減少しているという結果が出ております。原因については、やはり化学肥料を使い過ぎて土地が痩せ、連作障害を起こしていることが考えられます。例えばホウレンソウのビタミンAは、50年前の何と1割以下、ビタミンCも4分の1、鉄分も15%と大幅に減少しております。このホウレン草の歌に歌われておりますように、ビタミンA、ビタミンC、鉄分、カルシウムたっぷりとしなければ看板に偽りありとなってしまいますので、先ほどの農業研究所、農大、徳島大学医学部栄養学科などと連携して、科学的根拠に基づいた、おいしく、しかも健康によい農産物づくりに努めてほしい。そのためにはやはり土壌分析、有機堆肥を使った土づくり等に力を入れていく必要があるかと思います。 またもう一つ、農業の活性化ということで、6次産業化ということがいわれております。農産物を売り出すために、生産だけではなく、加工、これが2次産業、そして販売、3次産業までを一手に手がけるこの6次産業化が欠かせません。平成23年3月に農林漁業の加工販売分野の進出を支援する6次産業化法が施行され、これまでに全国で1,300件の事業計画が認定を受けております。例えばほうれん草も、つくり方によって糖度が果物並みの12にもなるものがとれます。そうしたものを粉末にして、アイスクリームやゼリー、マドレーヌ、ケーキなどに使われます。農産物の差別化、そして付加価値をつける戦略についても知恵を絞ってほしいと思います。 本町はかつては酪農の町として有名でありましたが、現在は激減してしまっております。森永乳業も撤退しておりますが、牛乳についても加工して、乳製品としてチーズやバター等に加工できないか、売り出すようなことができないか、町も農協、酪農団体と連携して知恵を絞ってほしいと思います。 農大跡地への進出を計画しております町内外の食品加工業者でつくるNPOわくわくアグリは、農大跡地の牧場を活用して牛を飼い、チーズづくり体験などを通して食育を学んでもらう計画を持っております。畜産も今担い手の高齢化、干ばつや円安による輸入飼料の高騰などで、非常に経営が困難になっております。さらにTPP参加により、牛肉や乳製品の関税が撤廃されるおそれもあります。農業振興課として町内の農家、畜産家の悩みに寄り添い、ともに解決を考える存在であってほしい。 先日、石井町でも上映されました映画「人生、いろどり」で、上勝町の横石さんは農家に罵声を浴びながらも葉っぱビジネスを軌道に乗せようと奮闘しておりました。ぜひ石井町のいきいき農業振興課にも横石さんがあらわれてほしいと思います。 その上でずっと気になっておりますのが、この町と農協の関係です。町と農協といいますと、建物で言えば本当に目と鼻の先にあるわけですが、どうも見ておりますと関係がしっくりいっておりません。私は先月15日、飼料米の活用を考える耕作者、そして畜産業者でつくる耕畜連携研究会というメンバーの一員として、高知県四万十町にある四万十農協の飼料米活用研究会の取り組みを視察いたしました。地元で育てた飼料米を名産窪川ポークに餌として与え、新しいブランド米豚を売り出しております。道の駅あぐり窪川の売り上げは3億円を超え、その中でも米豚を使った豚まんはトップの人気を誇っております。 私が視察をして感じたのは、町と農協の密接な関係です。町と農協が150万円ずつ出資して平成17年に立ち上げた第三セクターの営農支援センターは90ヘクタールで、大豆や飼料用稲わらを栽培しております。輸入飼料の高騰により畜産経営が脅かされたため、平成20年からは飼料米づくりに町と農協が一体となって取り組んでおります。石井町も町と農協が一体となって農業振興に取り組んでいただきたい、この件についても課長のご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) いきいき農業振興課長。 ◎いきいき農業振興課長(中村淳君) お答えさせてもらいます。 石井町と農協との件ですけれども、石井町といたしましては、石井町再生協議会ということで農協とも協議をしながら、水田部会とか、耕作放棄地部会とか、担い手部会ということで連携をとっております。一応、営農支援センター、第三セクターのような件についても、理事者とも協議して検討はしたいとは思っております。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 既存の組織をさらに進化させて活性化させていただきたいと、組織をつくっては終わりではありません、さらに組織を実行力のあるものにする役割があると思います。 さらには、これ農業委員会の管轄にもなります遊休農地の有効活用についても、もっと踏み込んだ対応をお願いしたいと思います。平成21年12月、農地法の改正により、農地の所有者には農地を農地として利用する責務が定められ、遊休農地を放っておくと法的措置がとられ、市町村長の措置命令に違反した場合は30万円以下の罰金が科せられることになりました。農業委員会事務局としては、甲種農地、一種農地などの農地の種類を示した地図、耕作放棄地、休耕地についての資料をファイルして、耕作希望者に積極的にあっせん紹介をしていただきたい。今年度から始まった人・農地プランの作成に当たっても、農業振興課が調整役となり、話し合いをリードしていってほしいと思います。 また、町長が所信表明で述べた農業人材センターということがありましたが、これはどういった組織で、どういった役割を担うのか、そのあたりについて、課長、さらに町長に答弁を求めたいと思います。高齢で農作業が困難になった人から作業を受託する農業人材センター、これについてはぜひ農協とも連携して、共同出資という形で第三セクターにしてはどうかという提案もさせていただきますが、課長と町長に答弁を求めます。 ○議長(梶野利男君) いきいき農業振興課長。 ◎いきいき農業振興課長(中村淳君) 失礼します。 耕作放棄地についてですけれども、農業委員会では事務的な管理上、地図を作成しております。現在は耕作放棄地についての全ての所有者と農地の利用状況に関する計画についての話し合いができておりませんので、ファイルにして耕作希望者に情報提供するということは、個人の情報の観点からも今現状ではちょっと難しいのではないかと考えております。ただ、所有者との話ができれば、その情報を耕作希望者に紹介することはできるのではないかと考えております。 また、土地の利用、この土地を利用したいという方については、所有者のやはり話し合いがつけば紹介はできるのではないかなと考えております。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 農業人材センターでございますが、これは有持県会議員さんといろいろ話をする中で、石井町で高齢化のために土地を耕すことができない、あるいは働きたいといってもどこに土地があるかわからないというような話がありまして、有持さん、これはどうしたらいいのだろうなという話をしていましたら、県会議員のほうから、農業人材センターなどをつくったらどうだろうか、県もできるだけそこへ援助できるように話をしてみるわということで、この目的というのは畑を持っているけれど、高齢化とか人手不足で耕すことができない人、そういう人がこの人材センターに登録をしていただく。こちらのほうの人材センターでは、仕事が欲しい方、あるいは遊んでいる方、あるいは定年退職、あるいは早期退職の方で力をもてあましている方を登録していただく。それで、お互いに交換、紹介し合って、そういう遊休農地をなくすというのが一番でございます。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 課長が言われましたように、当然、農地の所有者の了解がなければ、これは貸し借りというのは進みません。私も地元でもいろいろと間に入ったこともあるのですが、なかなかこれは進まない、難しい面はございますが、やはり10年、20年、30年先を見据えた上で、この石井町の農業をどうしていくかと、それが人・農地プランの作成の意義でもあると思いますので、もう一歩、二歩踏み込んだ対応を農業振興課全体でお願いいたしたい。そして、課長には課員の指導をよろしくお願いいたします。 それで、農業人材センターについては概要はわかりましたが、先ほども申しましたとおり、すぐ隣に農協という大きな組織があるわけでございますから、ぜひ農協の出資参画等も呼びかけていただけないかと思います。 それでは続きまして、藍畑小学校西側の忠勇跡地についての質問に入らせていただきます。 忠勇跡地につきましては、これは私の提案というよりは小林議員からのアイデアによるところが大きいわけなのですが、現在藍畑公民館、非常に建物が脆弱で、建てかえということが言われております。老人憩の家をどうするか、一体化して建てかえたらどうかというな話になっておりますが、この公民館については学校と連携した公民館活動、老人憩の家も子供たちと連携を深めるという意味で、忠勇跡地の北側に移転して、子供からお年寄りまで3世代が交流できる施設としてはどうかという提案をさせていただきます。 藍畑老人会は、餅つき、昔の遊び、芋堀りなどで小学校と積極的に交流しております。子供と積極的に交流していくことで、会員数が年々減少している老人会の活性化にもつながりますし、子供たちにとっては学校で学べない生活の知恵をお年寄りから学ぶ貴重な機会になります。公民館に学童クラブと老人憩いの家の機能を合わせた3世代交流ルームを設けて、子供からお年寄りまでみんなが遊べる場所にしてほしい。現在の公民館は住宅街の中にあり、時折騒音も出て、苦情もあります。この跡地を宅地として売却すれば、藍畑地区の人口もふえ、税収増にもつながります。河野町長には、ぜひこの提案も検討していただきたいと思います。私も地域の方に、主要な団体の長の方にもご相談させていただきましたが、おおむね皆さん高評価をいただいております。この件では町長に答弁を求めます。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 藍畑の公民館だけそのようにするわけにいきませんが、公民館というのは公民館法というのがあって、いろいろな制約がございます。藍畑公民館をどこにもっていくかというのは、忠勇の跡地の再利用なんかも含めまして今検討しているところでございます。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ちょっと私の言葉足らずでしたが、公民館そのものを3世代交流の部屋に使うということではなくて、その一室をそういった老人憩いだけではなく、子供からお母さん、お父さん方まで使える施設にしてはどうかという提案でございました。これにつきまして、ぜひ前向きに検討をいただきたいと思います。 忠勇跡地というのは、当初民間の認定こども園が計画されておりましたが、住民から反対の署名運動が起きてしまい、活用がおくれております。しかし、皆さん考えてみてください。ここは県外から車で来た観光客が高速道路をおりて石井町に入る場合の実は表玄関とも言える場所になります。いつまでも活用されず野ざらしのままでは、石井町のイメージも大変悪い。私は健祥会の保育園を誘致する案は、地元にとっても石井町全体にとっても非常にいいアイデアだと思っております。ですので、幼稚園の保護者の方々、署名運動をされた方々も、ぜひ健祥会の保育園を見学してから判断するべきではないかと考えております。 徳島県が誇る育児情報サイト「ワイヤーママ」では、小松島健祥会保育園についての質問が載っておりましたので紹介させていただきます。 例えば入所にかかる費用とか、制服代についての質問が出ておりましたが、「二宮金次郎、健祥会に常に出ている銅像、これに対して寄附金を払わなければならないのか」、最初ですからいろいろな疑問が出るのだと思います。当然そんな寄附金は要らないわけなのですが、制服代も4,000円程度で、先生も非常にいい先生ばかりですてきな保育園ですと、そもそもなかなか入れませんと、そういう回答をママさんがしておりました。食わず嫌いというか、健祥会の施設を見学せずに、中村博彦参議院議員へのマイナスイメージだけで反対を感情的に唱え、結果的に地域が発展する可能性を潰してしまったのではないかと私は署名運動を主導した方々に対して残念な思いも持っておりますが、ただ、反対がここまで広がってしまった以上、町として忠勇跡地活用計画、幼・保再編計画でも次の案を、代替案を示す必要がありますが、この件につきまして町長のお考えをお伺いいたしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) まず1番に、忠勇の跡地を高く買ったのが問題なのです。もうこれは原点に返りましたら、あの土地をなぜ石井町が買わなければいけないか。農大の跡地は、いろいろこんなすばらしい土地があって、跡地利用というのができています。ところが忠勇の跡というのは、選挙戦の最中に3億円もの高いお金で買った、これが一番の問題です。それもいかにも8人の署名を集めて、それで買った。3億円で買ったら、3億円で売らなければなりません。だから、石井町は今苦労しているのです。 跡地再利用につきましては、基本的には民間の幼・保こども園を誘致するというのは間違いございませんが、皆さん方がいろいろ誤解されているのは、あそこへ中村博彦先生の施設をもってくるということは私は一回も言っておりません。中村先生の施設はいいですよ、一回見られたらどうですか。それで、石井町が事業をする場合に、どこか中村先生なり、あるいは地元には手束の病院もありますね。両方をお聞きして、両方とも進出してもいいですよという話をいただかなければ、どこも来るかどうかわからないのに、ほらあそこへ幼・保やれ、2億5,000万円、3億円で買えと言っても、そんな架空の話をしても、誰も飛びついてこなければ話が進みませんので、ある複数の人に話を進めておっただけです。実際土地を売却する場合には、全国公募いたしますので、中村先生の施設があそこへ来るとは限りません。ただ、永岡議員さんが言われましたように、実は今非常に困難になってきておりますね。あれだけ反対したところに、今ほんまにまだ来てくれるのかどうかということも問題です。基本線はやっぱりあそこへは民間の施設を1つつくりたい。それと別に、今土地をどういうふうに有効活用したらいいかという案もいろいろ進めております。まだ発表するわけにはいきませんけど、もし民間の施設が来てくれない場合は、今言ったような、場所的にも商業地としていい場所であります。いろいろなことを考えて、早いうちに跡地が有効利用できるようにしていきたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございます。 保護者の方々にも、ぜひ一度曇りのない目で健祥会の保育園も見ていただいて、また建設的なお話し合いができることを期待しております。 先ほど申しましたように、石井町のこれ表玄関であると、これはもう石井町全職員の方々にも意識を持っていただきたいと思います。上板町に行きますと、上板町へようこそ、藍のまち上板でしたかね、ライオンズクラブが看板を掲げておりますが、石井にもライオンズクラブありますので、ぜひそういった看板も立てて、ようこそ石井町へとやっぱり迎えないと、今の現状では石井町に入ってもどこから入ったのかわからない、こんな学校の横の敷地がずっと野ざらしになってるというのでは、非常にイメージが悪い。幾ら農大に力を入れても、なかなかそれでは農大跡地の活性化というのにもつながらないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 跡地利用については、民間の施設、コンビニ等もありますし、そういう農産物の加工、総菜売り場等のいろいろなアイデアもあるかと思いますが、そういった藍畑の活性化、そして石井町の表玄関の活性化につながるようなアイデアをよろしくお願いしたいと思います。 そのことと関連するんですが、この高速道路から石井町までのアクセスを改善するため、上板のサービスエリアというのがありますね、ここにETCをつければ乗り降りができるスマートインターを設置してもらうよう、上板町、神山町などと周辺町村と連携して働きかけてはどうでしょうか。町長に答弁を求めます。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) スマートインターの前にちょっと1つだけ、石井町のライオンズクラブというのは当然ウィ・サーブで、奉仕の心一番ということで私も入っておりますし、議員さんでは近藤議員さんと仁木議員さんが入っております。できましたら、永岡議員さんもぜひ入っていただいて、やっぱり議員活動をする中で、一方ではボランティア活動も必要なのですよね。そしたら、石井町全体のいろいろな、こういうボランティアが必要だなということもよくわかると思いますので、入会をぜひお願いをいたします。 今のスマートインターというのは、私いいご提案だと思います。上板町長にはちょっと立ち話でお話ししたことがありますので、また近いうちに一緒に正式に石井町のほうからその件についてお話に行きますということを話をしてますので、早いうちにお話に行って、できればどんどん進めたいと思っております。 ○議長(梶野利男君) 小休します。            午前11時00分 休憩            午前11時16分 再開 ○議長(梶野利男君) 再開いたします。永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ありがとうございました。 スマートインターについては、アクセスの改善、そして交通量の確保等、さまざまな条件があるかと思いますが、将来を見据えた町活性化のために、ぜひ周辺市町と連携して運動を起こしていただきたいと思います。上板サービスエリアには物産の販売するコーナーもあるかと思いますので、ぜひそこで石井町の特産等も置いていただけるように、働きかけを観光情報課等でお願いいたしたいと思います。 続きまして、町の公式ホームページについての改善について提案をさせていただきます。 私は、毎年秋に5地区で開いておりますミニタウン集会というのは、町民の声を直接聞くという意味で、大変すばらしい試みだと評価しております。ただ、ここで交わされたやりとりがホームページ上で見られないのは非常に残念であります。ミニタウン集会に行ける人ばかりではありませんし、他の地区でどんな意見が出ているかと知りたい方もおられると思います。町民の方々が町政に関心を持ち、そのことがひいては町全体の住民力を高めることになるかと思いますので、ぜひ改善をお願いしたいと思います。会議録については作成しているでしょうから、固有名詞等、都合の悪いところを匿名にするなどして、ぜひ掲載をお願いしたいと思います。 また、各種選挙の結果について、これも載っておりません。また、農大跡地活用検討委員会等のいろんな審議会の案内、また議事録、これも原則公開すべきではないかと思います。やはりこれまでの庁舎移転や幼・保再編のいろんな審議会も積極的に公開しておれば、その後の混乱というのも防げた余地があるかと思いますが、これについてわくわく観光情報課長の答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) わくわく観光情報課長。 ◎わくわく観光情報課長(田中達也君) お答えをさせていただきます。 現在本町のホームページでございますが、インターネットを通じまして、暮らしの案内、町政情報、そのような情報を、速報性が高い、より広範囲な情報を発信できる手段として活用をさせていただいております。また、今現状でございますが、情報の案内、掲載につきましては各課において随時更新をしておるという形になりますので、新着情報として掲載しております。ただ、今おっしゃいましたような審議会等々については現在載せておりませんので、これにおいてもわくわく観光情報課で対応するのではなく、各課のほうで対応をしていただきたいと、各課で入力できますので、そういうふうな掲載方法をお願いしたいと思います。 また、ミニタウン集会の会議録という形のご質問でございましたが、現在平成24年度の分の会議録を作成中というか、校正等を今やっておる状態でございます。また、今月中には掲載をする予定ではございますが、昨年10月に開催をさせていただき、この状態で約5カ月ぐらい経過しておりますが、職員のほうが聞き取りをさせていただきまして、それを活字とするという形になり、あと内容の集約化等々を各課に回覧、質問内容の確認、現在の状況、対応調査などを行いました原案を作成しているところでございます。また、細部につきましては枠組み構成等々で多少お時間もかかりますので、今後3月早目にホームページ上に掲載できるようにさせていただきたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 今日、私はいろいろ苦言を呈す場面が多いのですけれど、このミニタウン集会、試み自体は先ほど申しましたが河野町長の非常にすばらしい取り組みの一つだと思います。直接民主制というところにも扉を開くということだと思いますが、私も何回か全地区のを行かせていただきましたら、去年言ったことができてなかったり、担当がかわって伝わってなかったりということがたびたびありました。これは非常に大きな問題だと思いますし、先ほどの話で会議録がまだできていないというのも、もう5カ月にもなるので、これこそまさに役所仕事ではないかと私は厳しく指摘しておきます。ですので、録音をしてないということであれば、始まる前に、これはホームページにも公開するので録音させていただきますと一言了解を求めれば済む話ですし、例えばミニタウン集会で手を挙げて発言しにくいという方もおられますので、その場合は事前に意見をはがき等で送れるような手続をすると、これも意見が出ておりました。そして、他の地区でどういった意見が出ているか、これを知りたいという意見もありました。こういった声に速やかに対応していただきたいと思います。 そして、今行われている農大跡地の活用検討委員会につきましても、やはりこれ議員の方には案内されておりますが、ホームページでも広報して、もちろん傍聴者は当然意見を言う機会はありませんが、しっかり聞いていただいて、なおかつ議事録を速やかに公表して、農大跡地について町民を巻き込んで、この跡地をどうしていくのだという、そういう議論を巻き起こしていかないと、何か密室で決まって進めていくと、そういうことでは開かれた石井町としてはふさわしくないと思います。 情報公開度ランキングというのが全国で行われております。私も新聞記者時代に新潟市の篠田市長という、新潟日報の新聞社から市長になった方ですけれど、それはもう情報公開徹底しておりました。あらゆる審議会全て、しかも迅速に公開されておりました。ぜひこういったところは石井町としても見習っていただきたいと思います。行政には、民はよらしむべし知らしむべからずという隠蔽体質がございます。徹底した情報公開により行政が鍛えられ、住民も現状について学び、正しい世論が形成されると私は信じております。 続きまして、フェイスブックの活用ですが、私個人も議員活動で活用させていただいております。町のホームページではツイッターだけがありますけれど、ぜひフェイスブックも活用していただきたい。例えばふじっこちゃんのつぶやきをツイッター、フェイスブックで登場させ、今ここにおるとか、こんな活動してるというなアップをしてはどうだろうかと。フェイスブックの活用におきましては、これは何といいましても佐賀県武雄市の樋渡市長の取り組みが大いに参考になります。武雄市は町のホームページ全体をフェイスブックに移行してしまいました。フェイスブックは、ホームページと違ってリアルタイムで情報を発信でき、災害時にも大いに役立つツールであります。フェイスブックの活用というのをぜひお願いしたいと思います。 また、ヤフーという会社、ヤフーは災害時にアクセスが集中して閲覧しにくくなる自治体のホームページのバックアップを提供したり、またグーグルは安否情報の発信などで徳島県などと防災協定を結んでおります。本町もこういったインターネット、検索サイトの大手と積極的な提携を進めてほしいと思いますが、これにつきまして観光情報課長の答弁をお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) わくわく観光情報課長。 ◎わくわく観光情報課長(田中達也君) お答えいたします。 ご質問のフェイスブックの件でございますが、現在石井町ではフェイスブックの活用は行っておりません。ホームページのインターネット配信と、ご指摘のありましたツイッターだけでございます。フェイスブックにつきましては、私のほうでまだ今前向きに検討している途中でございます。また、職員の勉強等々をやりまして、これから前向きには活用していこうかなというところでございます。 あと佐賀県の武雄市の話が出ましたが、武雄市みたいにホームページを全部フェイスブックにかえてしまうということは私のほうでは今現状では考えておりませんので、ご了承願いたいと思っております。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) やはりIT分野というのは、私も使ってはいるのですけど、非常に難しく、これ専門家の知識も必要でありますので、例えばIT情報企画監、そういった方を任期つきで民間から公募する、やはり正直言いまして、もう行政では限界があります。課長もいろいろふじっこちゃんのPRで東奔西走しておりますが、やはり専門家の招請というのも、町長、これは必要であると思います。もう本当にIT業界は何といいましても日進月歩の世界でありますので、この民間の知恵を行政に役立てるというのも決断として必要ではないかと提案させていただきます。 次に、食育についてお伺いいたします。 石井町はご存じのとおり、農畜産業や食品加工業が盛んであり、そして医療費の削減や健康づくりの観点からも、私は町を挙げて食育に力を入れるべきだと考えております。平成17年には国による食育基本法が施行され、石井町は平成21年に石井町食育推進計画を作成しております。この計画では、各年代ごとの取り組みが書かれております。乳幼児健診では、この前の文教厚生委員会の説明の中でも最近のお母さん方の食の乱れが指摘されております。やはり食育というのは、生まれたすぐから始めるのが効果的であります。ジャンクフードなど、乱れた食生活で育った子供は、大人になって子供にまた同じものを与えるなど、負の連鎖が続いてしまうことを避けるためにも早目早目の対応が必要となりますが、保健センター所長、どのように対応していくおつもりでしょうか、よろしくお願いします。 ○議長(梶野利男君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(遠藤美信君) お答えいたします。 当センターにおいては、平成24年度母子保健事業における集団検診としまして乳幼児健診を実施しました。この2月末までの数字ですが、乳児健診、対象は生後4カ月から5カ月を年6回、1歳6カ月の健診を年9回、3歳児健診を年10回以上実施していますが、身体の計測及び健康相談だけではなく、管理栄養士による栄養相談、指導も実施しております。新年度についてもこれを継続して、重点的に実施したいと思っております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) ぜひこれ早期からの食育指導に町を挙げて取り組んでいただきたいと思います。 ちょっと質問からはそれますけれど、先日も大阪市東住吉区で、母子健診を受けずにずっときて、それから入学前になってようやく子供が入学申請が出ていないということで、実は生後間もなく殺されたということでしょうかね、その後も母子手当をもらい続けていたという非常に衝撃的な事件がありました。本町におきましてもそういった事案がないように、訪問指導等を徹底していただきたいと要望しておきます。 それでは、幼稚園につきましても、昨年4月から河野町長の政策により給食が始まりまして1年が過ぎました。栄養士の方に聞きますと、幼稚園では給食ボランティアの方の指導もあり、ほとんど食べ残しがないと驚いておりました。年齢が上がるにつれて、中学生ぐらいになると、出される量が増えるということで、食べ残しが増えてくるとお伺いしました。その栄養士さんも、こういった紙芝居というのでしょうか、こういったものを使って給食指導ということで、食育指導に当たっておられます。町を挙げて、この食育というところに取り組んでいただきたいと思います。 それで、食という字は人に良いと書きます。最近私は「給食で死ぬ」というショッキングな題名の本を読みました。この本は長野県真田町の元教育長さんが、大変荒れていた中学校の給食を変えたらいじめや非行がなくなり、優秀校になったという話が書かれております。町長にも後でお貸ししますので、ぜひ読んでみてください。それほど食は人にとって大切であり、公が責任を持つ学校給食というのは未来を担う石井町の子供たちの健康づくりに大変大きな役割を担っていることがわかります。 そこで、町長、昨年10月のミニタウン集会等で、子供たちの野菜摂取量をふやすために月に一度給食で生野菜バイキングをすることを提案しておりましたが、この案についてはどのようになったのか、ご報告をお願いしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 給食センター所長。 ◎給食センター所長(井内勢二君) お答えいたします。 石井町等で生産された生野菜を児童・生徒に給食で提供できればと考えたところですが、文部科学省の調査官の指導では、学校給食衛生管理基準(4)調理過程、野菜類の使用については2次汚染防止の観点から原則として加熱することとあり、生野菜を生で提供することは加熱による食中毒菌の除去が行われないため、調理作業における洗浄、消毒等が非常に重要なことになります。生野菜は調理後速やかに冷却器等で冷却した後、冷却後の2次汚染に注意をし、冷蔵庫等で保管をするなど、適切な温度管理が必要となります。そのため冷蔵コンテナ等の予算並びに給食センター施設内のスペース等を考えたところ、学校給食で生野菜を提供することは断念せざるを得ませんでした。このようなことから、加熱した野菜の量的にたくさん摂取できる野菜のおいしさを児童・生徒、園児に学校を通じて啓発していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 国の学校給食法による縛りがあるということで、非常にこういった制度というのはいかがなものかなという気も私はするのでございますが、残念な気もいたしますが、いたし方ありません。 それでは、続きまして昨年12月議会でも言及されておりました学校給食の民営化、これについて経費削減等のメリット、そしてデメリット等があるかと思いますけれど、これも町民の皆様に、保護者の皆様に理解を得ながら進めていかなければならないと考えておりますが、現時点での町長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 今、石井町では単独校が2校で、非常に温かいものが即食べられるということで、生徒、保護者からはいろいろいい評価をいただいております。しかし、単独校の残渣といいますか、物すごい量の野菜などが実は余っております。学校給食は本当だったらもう値上げをしなければいけないところでございますが、給食センターのほうでいろいろ努力をいただきまして、町も負担する中で値上げを防止をしております。 学校給食の民営化の利点というのは3つございますね。1つは、1番は経費の削減であります。2番目が、石井町の農産物を民営化することによって、その業者に大量に買っていただく農産品の販売促進と、3番目は給食費の値上げの防止であります。民間に委託することによって大幅な経費の削減などができますし、あるいは統一した栄養価の中で石井町の全ての給食というのが一元化される。これは当然各地域の皆さん方の保護者なり、学校の同意が必要でございますので、ある程度の原案ができました中で皆さん方にご提示をして意見をいただきたいと、そのように進めていきたいと思いますので、お願いをいたします。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) これも非常に賛否が分かれそうな問題でございます。先ほどの食品残渣が多いという問題につきましては、自校方式のところで、これは購入量を減らせば解決できるのではないかと思いますし、経費削減といいましてもどれぐらい経費削減されるのか、いろいろ他市町村の事例等も研究していただいて、慎重にお願いしたいと思います。やはり給食といいますと子供たちの健康を支える大事なものですので、それをさらによくするという観点で町長が進めるというお考えはわかりましたけれど、やはり丁寧な説明というのが必要になってくるかと思います。 続きまして、これ介護タクシーというものがあるのですが、これについてちょっと町民の方からご意見がございましたので、担当課長にお伺いしたいと思いますが、介護タクシーというのは、運転手が普通に乗降できない人の乗り降りを介助するということで、介護報酬にも認定されております。ですが、介護、付き添いの人の同乗は認めておりません、現在の制度ではですね。そうすると、こういうことが起きております。ご主人の介護をされている方がタクシーを呼んで、運転手が乗せると、ご自身はバイクでついていくということで、そこまで厳しくしなければいけないのだろうか。もちろん不正受給等は厳しく見ていかなければいけないのですが、そもそも介護の認定の基準が重い人であるならば、付き添いの方の同乗というのも例外的に認めてはどうだろうかなということで、この議会でお聞きさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(梶野利男君) 長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(岩佐伸一郎君) 永岡議員さんがおっしゃるとおり、介護タクシーというのは介護サービスの一環でございます。その中の訪問介護の中で、通院等のための乗車、または降車の介助をするタクシーのことを一般的に介護タクシーと呼ばれております。この介護タクシーと呼ばれるもの、利用者に対して通院のため指定訪問介護事業所の訪問介護員がみずから運転する車両への乗車または降車の介助を行った場合に、1回につき所定の単位数が報酬として払われるということになっております。この介護タクシーがもともと利用者の家族の同乗を想定したものではございません。あくまでも訪問看護員等による乗車、または降車の介助等を必要とする利用者に対して行うものと規定されております。 ただ、その中でも特例というのがございます。認知症とか精神的な疾患がございまして、家族がいないと不安定な状態になって安全な輸送ができない利用者の方、またたんの吸引が必要な利用者の方、それと認知症や精神的な疾患がありまして、症状を医師に伝達することができないため、本人の通院の目的が果たせないような方に関しましては、利用者の関係者にカンファレンス、介護保険事業所の担当者会議によりましてケアプランに家族同乗の必要性が位置づけられておりました場合には、認められることがございます。この家族同乗の位置づけ、ケアプランへの位置づけに関しまして、今後は判断の根拠を明確にしなければいけませんので、医師の意見書なりを参考に判断していこうとは今考えております。個々の事例はそれぞれ違いますので、もしそういう事例が発生したときには、まずは長寿社会課のほうへお問い合わせいただけたらと思います。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) だんだんと残り時間も少なくなってまいりましたが、規定で決まってるということで、なかなか心苦しい面もあるかとは思いますが、できるだけ丁寧な対応をお願いしたいと思います。 続きまして、この消防詰所、これも河野町長になりましてから非常に建てかえが進んでおります。ですが、この外観がグレーで、非常にちょっと見た目が地味だなという印象を持っております。これグレーにしなきゃいけない法律でもあるのか、もっと明るい色にして、例えば消防服を来たふじっこちゃんのイラストを入れるなど、そのようなことをしていってはどうかなと思いますので、坂東参事、よろしくお願いします。 ○議長(梶野利男君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 新築をいたしました消防団詰所の外観ということでございますけれども、通常一般的でございまして、法律というものはございませんけれども、汚れが目立たないという形でグレーを現在は使用しております。今ご指摘をいただきました点につきましては、今後消防団とも協議をいたしまして、また考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) やはり固定観念というのをいかに崩していくかというのが、これ行政では非常に大事だと思います。消防詰所はグレー、そういう固定観念をぜひ崩していただき、白が汚れが目立つのであれば、石井町の藤の花で藤色にするとか、いろいろ対応を考えていただきたいと思います。別に今できている詰所を塗りかえろとは言っておりません。これからできる詰所を、そういったことで検討していただけたらと思います。 小学校の階段の手すりにつきましては、省略させていただきます。 庁舎の非常用電源についてお伺いいたします。 庁舎の非常用電源につきましては、太陽光パネル、そしてそれ以外のディーゼル、もしくはガスの発電というのも検討されておるというふうに伺っておりますが、これ熱と電気の両方を送り出すコージェネレーション発電というのも非常にエネルギー効率が高いということで有用性が言われておりますので、ふだんから利用できるコージェネレーション発電というのも活用するのも有効ではないか、そして南海トラフ大地震では、海沿いにある橘湾火力発電所も停止してしまう可能性があり、停電が長期化するおそれがあります。備えは非常に重要であります。この備えについて、今どういうふうな検討をされているのか、総務課長に答弁をお願いします。 ○議長(梶野利男君) 総務課長。 ◎総務課長(黒川浩君) お答えいたします。 現在の新庁舎の非常用電源についての対応でございますが、現在としましては太陽光発電連携型の蓄電システム、それから発電機といったことの2段階のバックアップ機能としまして、防災拠点として活躍をしたいと考えております。以上です。 現在、発電機につきましては、恐らく燃料系統の考え方とは思うのですが、燃料系統については現在設計業者とは検討中でございます。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) 再生可能エネルギーということでは、太陽光、非常に言われているのですが、やはり不安定という欠点もありますし、蓄電池というのも容量がやはり限られていると思います。ですので、やっぱり非常用の発電装置というのは必要になってくるかと思います。ぜひ有用な設備の検討をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、残り時間の関係なのですが、せっかく調べていただいたんで、建設課長にお答えをお願いします。 町道の新設改良について、私も地元の声を受けていろいろと道路の改良等に動かせていただきましたが、よく言われますのは、石井町、どうして買い取り制にしてくれないのかということでございます。これ吉野川市や阿波市は買い取り制を導入してる、それも平米当たり数千円という非常に安い価格だったとか思いますが、これを石井町では導入できないものかどうか、ご答弁をお願いします。 ○議長(梶野利男君) 建設課長。 ◎建設課長(遠藤光宏君) お答えいたします。 建設課には用地を提供するので道路改良をしてほしいという要望をたくさんいただいております。限られた財源の中でございますので、安全性、危険性、また利用性、必要性などを考慮して、優先順位をつけて施工しておりますので、要望を受けているたくさんの方々にもお待ちいただいているのが現状でございます。今後も用地買収を行わず、用地を提供していただけるところから道路改良を進めていきたいと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(梶野利男君) 永岡栄治君。 ◆3番(永岡栄治君) もちろん町道に対する要望があって、寄附でもしたいという方もおられます。ただ、道路の地権者の中に、いや、わし、買い取りでないと売らんよという方がおられると、そこで道路がとまってしまうという問題があるわけです。ですので、そこはまた鋭意他市町村を検討していただいて、石井町の道路が少しでも早くよくなるような対応をよろしくお願いしたいと思います。 そのほかの質問につきましては、もう時間も来ましたので、私からの提案ということで、各課で町長も含めて対応を検討していただけたらということで、私の質問はこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(梶野利男君) 小休します。            午前11時50分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(梶野利男君) 再開いたします。7番谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 谷脇でございます。 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 まず最初に、この3月で定年退職をされます二人の参事さんにお尋ねいたします。 石井町役場に勤められて30数年、いろいろなことがあったと思いますが、今一番何が印象に残っておられますか、またこの仕事についてよかったなと思うこと、楽しかったこと、苦しかったこと、特に坂東参事さんは河野町長のもと4年間参事として町長を助け、私も一町民として傍聴していたころ、議会と町政が車の両輪とはいかず、これが議会かと思うことが何度かありました。苦労もあったと思います。私もいろいろとご指導いただき、ありがとうございました。後輩の皆様や今後の石井町に望むことなど、これだけは実現させてほしい、いろいろあると思いますが、石井町発展のため聞かせていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 今振り返ってみますと、いろんな行財政改革とともに新しい事業もいろいろございました。町民とともに実施をいたしました防災訓練でありますとか、飯尾川公園での夏祭り、健康マイレージ事業、それと引野の用地の太陽光事業というふうな事業も多くございました。また、今後これからの事業といたしましても、新庁舎の建設でありますとか、幼・保一体化の問題、農大の跡地の購入、フジグランの西の開発、石井駅東の開発という本当に大きなプロジェクトもめじろ押しでございます。常に町長が言っておりますように、行政にとりましてスピーディーな行政運営でありますとか、活力あるまちづくり、また町政運営、それとまためり張りのある財政運営ということで、このようないろいろな大きなプロジェクト、職員同士のつながりを持ちまして、職員同士でいろいろなアイデアを出し合っていただきまして、非常に厳しい財政の中でございますけれども、そういう事業を進めていっていただきたいというふうに考えております。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 同じ質問ではございますが、坂東参事さんと中村参事さんは歩んできた道が違うと思います。ですから、それぞれ今坂東参事さんがおっしゃったこととまた違うと思いますので、同じような質問になりますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 中村参事。 ◎参事(中村聡君) お答えをいたします。 町長は子育て応援日本一を目指してということで、幼稚園関係では延長保育、英語教育、給食など、また施設関係では耐震改修、大規模改造事業、空調設備などができました。今後はさらに充実をしていただきたいと思います。また、25年度につきましても、庁舎の建てかえなど重要な課題が山積しておりますので、報告、連絡、相談を密にしていただき、また財政負担の少ない各種制度を利用するなど、さらに知恵と使命感を持って取り組んでいただきたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 退職されましても第二の人生にこの経験を生かし、また今後も石井町政にいろいろとご助力をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に、副町長にお尋ねいたします。 石井町においでていただいて、もう早いもので1年になろうとしております。町は今重要な課題を抱えております。庁舎の問題、農大の跡地等、この1年間、どのような問題を中心に力を入れてこられたでしょうか。けさ永岡議員が質問したことと重複するかもわかりませんが、よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 副町長。 ◎副町長(朝日隆之君) 谷脇議員のご質問にご答弁を申し上げます。 先ほど永岡議員のご質問にもご答弁を申し上げたところでございますけれども、改めて振り返りますと、あっという間の1年でございました。就任早々にはこのようなことを申し上げたかと思います。現在、将来に向けた課題といたしまして、大震災以降の防災対策、それから少子化時代の子育ての支援策、庁舎の改築といったものが上げられておりまして、町は大変重要な時期にございます。仕事はチームワークが大切で、意思疎通を図りながら町行政の推進に誠心誠意努めてまいりたい、このようなことを申し上げたかと思います。そして、この点に関しては現在でも変わっていないということをお話し申し上げたいと思います。 蛇足になりますけれど、最近出合った言葉がありましたので、ご紹介をさせていただきます。腰塚勇人さんという「命の授業」という講演をどうもされているらしいのですが、ちょっとだけご説明しますと、言葉として、目は人のよいところを見るために使おう、心は人の痛みがわかるために使おう、口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おうと、私自身はやっぱり人は一人ではなかなか生きていけない面もあろうかと思っております。職員挙げて、仕事も同じだと思っております。町民の皆様のご理解もいただきながら頑張ってまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 2人の参事さんが退職されれば、今まで以上に大変だろうと思います。また、今後にかける思い等ございましたら、お聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 副町長。 ◎副町長(朝日隆之君) お答えを申し上げます。 今月をもって退任をされる職員の皆様には、本当に長期間にわたりましてご活躍をいただきまして、改めてお疲れさまでしたと申し上げたいと思います。特にお二人、両参事には、この1年間、町の状況を踏まえた適切なご判断はもとより、私にとっての心の支えといったような点での役割も大変大きいものがございまして、本当にお世話になったという言葉では言い尽くせないような状況でございます。役場にとりましては大きな戦力を失うということになるわけでございますが、4月からは新しい職員も加わることとなります。私どもは残された者の務めといたしまして、これまでの蓄積を踏まえて将来の石井町づくりに取り組んでいきたいと考えております。どうか皆様方のご理解、ご協力をお願いしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 最後に、町長にお尋ねいたします。 河野町政が誕生して6年近くになりますが、石井町はどのように変わり、役場内のことは、我々町民が出入りしていていつも感じることではございますが、本当にいろいろな職員の対応等、町民の皆様から、谷脇さん、石井町役場はよくなったな、感じもよくなったと聞きます。町政についてどのように進められてこられたでしょうか、具体的に聞かせていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) こういう場所で言うのは何なのですが、2人の参事につきましては非常によくいろいろ私を助けていただきまして、本当にありがとうございました。まだまだ若い2人方でございますので、また何かの形で石井町を応援していただいたらと思います。感謝を申し上げます。 6年間にどういうことが変わったかということでございますが、ちょうど1期と2年になりますので、ちょうど折り返し地点でございますので、いいご質問をいただいたと思いますが、自分で自慢するわけではございませんが、本当に私が町長になったときにはオール野党でございまして、非常に苦労をいたしました。その中で有持県会議員をはじめ、藤田さんあるいは山口さんらが賛同いただきまして、一緒に石井町を変えていかんかということで、その当時は利権と暴力団、あるいはあらゆる悪いことがはびこっておりまして、これは大変やなと思ったのが現実でございます。 小さいことはのけておきまして、町民の皆さんからいろいろいただくのは、とりあえず役場が変わりましたですねと。町長、行っても案内係の人が優しくして、ご挨拶ができるな、6年前は町民の方を見ても、いらっしゃいませ、こんにちはと言うことができない、そんな役場でございまして、もう知らん顔をしているといいますか、ようやくお客さんを迎える、いらっしゃいませ、ありがとうございます、こんにちは、おはようございますが言えるようになった。 ミニタウン集会でも6年間やりまして、30回、いろいろなご意見をいただいております。子ども議会も6年、今やっておりますね。夜間の徴税の特別徴収なんかでもそうですね、5年間で約3,000万円以上の集金をすることができております。その間、私をはじめ、役職員の方にはボランティアで参加していただいていますので、今思えば苦労かけたなというような感じも持っております。防災応援団の協定を建設業者、建設業38社、あるいは企業10社と結ぶなど、あるいはごみ収集の5社を結ぶ、独居老人の見回り協定というのも、新聞販売店、牛乳販売店などと協定を今しておるところでございます。農産物の契約栽培ということで、ネギのねぎっこクラブ、あるいはキャベツ部会、食材納入組合などで石井町の農産物をたくさん町内外に売ることができまして、少しは農産物の普及につながったのではないかと感じておるところでございます。 学校関係では、小・中の耐震が全て完了する中で、空調設備も今年度で全て完了する。児童たちにとっては非常にいい環境づくりというのがこれでできただろうと思います。高浦中学校を統合するというようなときになりまして、あそこにも新しい体育館ができました。子供たちのヒブワクチン、子宮頸がんの予防ワクチン、あるいは高齢者の肺炎球菌ワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、不妊治療の助成、健康マイレージ事業と、こういう社会保障といいますか、そういうのにたくさんの予算を使っております。 非常に石井町では、住みよい体制がこれで整っただろうと思います。子ども議会も毎年開きまして、たくさんな子供たちのご意見もいただいておりますね。明るいところでは、ふじっこちゃんのキャラクターが誕生しまして、石井町もいろいろな面でちょっと有名になったなと。石井の夏祭りが、私が町長になったときは石井中学校、これを飯尾川公園に移すのに何と反対があったことですかね。まず一番に、何しに石井中学校でできよんのに飯尾川へ移すんなって、もう絶対やれと、これから石井の夏祭りをどんどんふやしていって、町外からお客さんに来てもらうようになるには、石井中学校では余りにも近隣の人に迷惑をかける、雨の日はもう大変だということですね。無理やり移して結果がどうですか、あんないいところでということが、移した結果が今よくなっておりますね。石井町の活性化のために、冬場のイルミネーションなんかもこれから盛んになるだろうと思っております。 当然幼稚園の給食とか、がん検診の無料化、これは20年4月からですね、県下に初めて先駆けて今無料化をやっております。第3子以降の保育料が無料、これが19年10月から、これによりまして石井町は住みよいなという若いお母さん方がたくさん出てきております。医療費助成についても、県下では少ない中でございますが、中学校卒業まで石井町は全額助成、預かり保育の延長というのもありましたですね、幼稚園5時までが7時までに今延長しております。中央公民館、前山体育館、どうやったですか。週1回の休みやったですね。もうこれはとんでもないですねということで、月1回の休みに変更いたしました。 ごみでは、もうこれは皆さん方、思い出していただいたらわかると思いますが、大型ごみというのは石井の警察のところまで車が並んでおりました時期もありましたですね。月1回、それが毎日の持ち込みの可能になりました。石井の駅前の放置自転車も300台、400台、歩道の上に置いて、石井の駅前がこんなんではいかんなということで、これも野党の人にはいろいろ裁判沙汰にもなりましたけれど、今現在を考えていただいたら、すっきりしたきれいな石井町になっただろうと思います。 いろいろな面でお話ししたいことはたくさんございますが、考えましたら6年間全力投球をしてきて、役場の職員さんの応援もいただきまして、大分いい方向に改革できただろうと思っております。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 財政の健全化ということで、町長は約80億円の削減ができていると所信表明で話されていましたが、内容はどのようになっているのでしょうか、詳しく説明をお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 町長。
    ◎町長(河野俊明君) あのまま前の町政が続いていたらということは言いませんが、やろうと思えばこのぐらいの金額が削減できるわけです。これは大ざっぱでございますが、例えば私が毎議会でお話ししております入札差金というのがありますね。これが、建設課で約1億7,000万円ぐらい、福祉生活課で約3,000万円ぐらい、教育委員会で3億8,000万円ぐらい、職員数というのが平成18年に238人おりました。24年現在が215人です。23人減っておりますが、その給料を計算しますと約2億5,000万円。地方債と基金というのは、これ毎回お話をしておりますが、地方債というのは借金でございますが、平成18年が94.5億円、平成24年が61億5,000万円まで減っております。約33億円の借金を返済したと。これは計画的な返済もございます。基金というのは、当然皆さん方の家庭で調べましたら預金ということでございますが、平成18年度が33億4,000万円、平成24年が47億2,000万円で、13億8,000万円のプラス、それだけ貯金がふえた。6年間を合計しますと、その2つで約46.8億円の改善ができております。 交際費というのは、ご存じのように、私はことしの25年度につきましても交際費はゼロでいきたいと思います。今までの町長が平均して約20年間で年間約300万円です。これをゼロでやっておりますので、皆さん方のいろいろな会合に出席をさせていただいております。あるいは冠婚葬祭、いろいろな面につきましても全部町長のポケットマネーでやるということでございますので、この削減額というのも1,800万円ぐらいあるんじゃないかと思います。 石井町の職員さんには非常にお手数をかけておりますが、役場のトイレの清掃、あるいは役場の中の清掃というのも私をはじめ町職員さんが毎日これをやっております。このことによって、年間200万円とか300万円の削減ができております。 いしいドームというのは、今までが1年間に約4,000万円の赤字、5年間で約2億円の赤字を出しておりましたが、民間委託にすることにより非常に削減ができております。最終処分場というのは休止をしておりますが、これを今現在続けておったら、もう既に23億円かけて新しい処分場をつくらなければいけない。これは今民間に委託しておりますけれど、そういう大きな金額が今不要になっているということです。ごみの収集委託では、1年間に約3,100万円の安い金額で今委託をしている。ダイオキシンの検査にしてもそうですね、水道課の夜間の電話の委託料も、皆さん方にお話ししましたように、本当にびっくりするような電話の委託代でございましたですね。こういうのは全部利権が絡んだ委託、高い委託料でございます。クリーンセンターも、先ほどの所信表明で申し上げましたように非常に安くなっている。コピーとかパソコンの保守管理の見直しということは、これもう全部コピーというのはリースにしましたら、年間300万円ぐらい下がってるんですね。コピー1枚で5円とか7円払っている、そういうばかなときがありまして、いろいろ小さいことから言いましたら、ごみ袋の値下げなど、そういうことでたくさんな工事やいろいろな事業について値下げができております。それを合計しますと、年間、今まで6年間で約80億円ぐらいの合計になるわけでございます。 あとはネーミングライツで飯尾川公園の5年間で500万円とか、いしいドームが1,000万円とか、クリーンセンターの今言ったような、6年間で5,169万円ぐらいの金額が下がっておりますね。そういうことで、いろいろ合計しますと約80億円を超えているのではないかと思っているところでございます。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 町長の残りの任期もあと2年でございますが、私の周りの人は引き続き河野町政にやってもらいたいという意見が多数でございます。今後どのような町政を運営していかれますか、お聞かせ願えたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) なかなか町民の方にわかっていただけないというのが、一番実はジレンマでございまして、土曜日、私は用事がないときというのはほとんど役場へ出て、いろいろな資料を見ております。あるいは永岡さんが、もう勉強せえ、勉強せえというて、本をたくさん貸してくださる。それについても町政に関係のあることは全部チェックして控えている。日曜日もそうですね。そしたら、一部の町民の人が、町長が日曜日出てきて、業者呼んで談合しよるわと、実はそういうばかなうわさを立てる人がおりまして、いまだに鴨島へ遊びに行っきょるわとか、そんなことは全然ございませんし、本当に一生懸命に町政のことをやっていても、なかなかわかってくださらない。 例えば、谷脇議員さんね、個人的なことを言って何なのですが、私は朝4時半に起きて新聞配達を1時間半ぐらいします。その中で道路が物すごく悪いところがある。この間も県道で歩道が崩れかけているところがありまして、うわ、これ、こんなん危ないなというて、慌てて建設課のほうへ言いまして、県のほうへ連絡をしました。あるいは回る中で待っていただいて、朝の5時から町民の方が待っていただいて、町長、ちょっと見てくれへんでやで、新聞配達しよるときに見てくださいと言ってご意見をいただいても、見に行きますが、ここちょっと危ないんちゃうでって町民の方もおっしゃってくださる。そういうことで、何をしよっても石井町のことを考えて、こういうふうにしたらいいな、ここがこうしたらいいなというような考えでやっておりますが、なかなかそういう誤解を生んだり、わかってくださらないというのは非常に残念であります。 私がどうして2期8年という、こういう条例をつくってまで皆さん方のご賛同を得てそういうことを自分で縛ってるかといいますかと、長期政権というのは必ずどこかに弊害が出てくるんです。20年前の町政がやられて、もう一回やろうとして、それで私が町長になったからいろいろな分が明るみに出たのですよ。入札改革や暴力団が役場へ来るなんて、もうとんでもないですよ。そういうことが私が出てこなかったら表にも出てないし、町民は誰も知らない。財政がどんどんどんどん悪くなっているのもわからないのです。あの町長はええ人やな、ほらおとなしくていい人ですけれど、裏で何をしているかわからない。そういうことが明るみになって、今改革をしてるんです。あと2年というのは、今現在大きな課題をたくさん抱えております。できるだけそれが任期中に完了するように、残り2年を全力投球でしていくつもりでおります。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次に、映画の上映についてお尋ねいたします。 先日「人生、いろどり」という映画が県内の市町村で一番に石井町で上映されました。新聞でも大きく載っておりましたが、3回に分けての入場者数、私は一番最初の10時30分の分で見せていただきました。たくさんの人がおいでておられましたが、社会教育課長、詳細がわかれば教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(近久敬司君) お答えいたします。 社会福祉協議会の中にある石井町よい映画を見る実行委員会により2月27日に上映された「人生、いろどり」については、10時30分の入場者が535名、14時の入場者は400名、それから18時30分の入場者は220名の来場者がありました。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 当日は上勝の町長さんもおいでてくださり、また石井町、上勝町両町の特産品も、またふじっこちゃんのグッズ等も出品されておりました。評判はどうだったでしょうか、わくわく観光情報課長、お尋ねいたします。 ○議長(梶野利男君) わくわく観光情報課長。 ◎わくわく観光情報課長(田中達也君) お答えいたします。 評判ということですが、初めて今回試験販売という形でグッズの販売をさせていただきました。内訳につきましては、Tシャツ、ストラップ、ノート、ハンドタオル、この4点を販売させていただきました。売り上げにつきましては、単価設定をやりまして、4万1,250円の売り上げがございました。また、あと売上金につきましては、歳入に入金しております。それと、上勝町さんからの物産という形で、株式会社いろどりさん等がお茶等々、地元の物産を販売しておりましたが、話の中では結構売れたかなという話はしております。それと、地元の商工会さんのほうにお願いいたしまして、石井町の物産という形で町内から、7店だったと思いますが、7店の業者さんのほうから販売をさせていただきました。地元ということで、売り上げ自体はそこそこ売れたかなというぐらいの報告をいただいております。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 私も10時30分の分で行っておりましたので、少しでも上勝町に協力できたらと思いまして、お茶の葉とか、2、3点購入させていただきました。今おいしくいただいております。 また、今回の上映で石井町にかかった経費とか、また利益があったのであれば教えていただけたらと思います。社会教育課長、よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(近久敬司君) お答えいたします。 「人生、いろどり」について、町からの負担はございませんでした。 それから、利益というのはもうほとんどなく、そのまま映画会社に払ったというようなことでございます。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) よい映画を見る会では、過去に「降りてゆく生き方」、また「わが母の記」などを上映していただきました。今後の上映予定等ございますか、映画ファンの方は楽しみに待っています。ちょっと間があきますと、私の家にも、谷脇さん、もう先に上映してから大分なるん、次いつごろでということを聞かれますので、どうでしょう、よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(近久敬司君) お答えいたします。 まだ決まっておりませんけれども、よい映画、また見たい映画を北島のシネマまで行かなくても見ることができるということを基本に考えていきたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次に、子宮頸がんワクチンの接種についてお尋ねいたします。 石井町では、がんで唯一予防ができると言われています子宮頸がんワクチンを県下で初めて導入し、また集団接種も取り組んでまいりました。どのくらいの人が接種をしておりますか、接種率は何%でしょうか、お尋ねいたします。保健センター所長、よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(遠藤美信君) お答えいたします。 子宮頸がんワクチンの接種事業につきましては、平成23年度においては対象年齢が中学1年から高校3年生までで実施しております。実施人員は703名で、対象延べ人数は1,172名です。接種率は60%になっております。 本年度平成24年度においては、対象年齢は中学校1年から大学1年までの間の人で、実施人員は414名、対象延べ人数は744名になっております。接種率は55.6%です。そして、本年度の累計でいきますと、86.8%の実施になっております。 新年度平成25年度におきましては、予定ですが、任意接種から定期接種に法改正がありまして、それで財源内訳としましては交付税による国からの90%、町の持ち出しが10%で、一応無料で実施したいなと思っております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) できれば100%接種というのが好ましいのですが、今後どのように啓発していかれますか。また私もがん対策保健推進員として参加させていただいてます。河野町政になってがん検診は無料になっていますけれども、受診率も徐々に上がってきていると聞いていますが、何例か参考になる例がございましたら、ちょっと挙げて聞かせていただけますか、よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(遠藤美信君) お答えします。 まず、平成24年度においては石井中学校、高浦中学校に集団接種という形で出向いて行っておるのですが、個人のその日の状態で、ちょっと体調悪くて当日受けられないという方が、やっぱり女性の方ですから多く、そういうときは接種はしておりません。そして、数値を見たら、延べ人数は絶対数が減ってきとります。それで、逆に言うと、3回打ったら終わりですから、結局は中学1年生になる子をメインとして新学年が増えておるというような状態で、そして上のほうへ行くと卒業するというか、3回打っておるから減る状態は出ています。 それと、最後の一般的ながん検診の受診率ですが、24年度の受診率だけを報告します。受診率、胃がん検診が13.3%、肺がん検診が18.2%、大腸がん検診が16.5%、乳がん検診が14.5%、子宮がん検診が25%、前立腺がんが16.7%、この数値も分母によって、受診している方の数が大分低い状態ですが、この分母の数ですが、いろいろ県下で一律にはなっておらず、やっぱり分母がちょっと、意外と社会保険の被扶養者の方も分母に入っていますので、分母がちょっと数字が多いなと思います。これのみではありませんが、そんな状態です。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 今の所長のお話のとおり、分母の数がどうしても多いという、私も乳がんの検診などの対象者数には入ってるんですけれども、町が設定した日に行けなかったり、今までずっとかかってる病院にお世話になったほうが何かにつけていいんと違うかいなということで、継続してその病院へ個人的に行っております。さっきも所長がおっしゃったように、会社で検診を受けられたり、分母の数はきちっと把握するということは不可能なような状態だろうと思いますが、無料ということで、できるだけ早期、何の病気でもそうですけれども、早期発見が大切ですので、対象になっている人は一人でも多くの人にがん検診を受けていただけたらと思います。 次に、通告はしてないのですけれども、先日、2日前ですね、3月10日に防災センターで腰痛の予防についてのお話がありました。名西郡医師会と訪問介護ステーションが主催でございましたが、医師会の会長の田中先生、また副会長の上田先生もおいでになり、いろいろと腰痛について実技を交えての説明をしていただきました。理学療法士の人がお話しされたのですけれども、腰の予防のためには朝起きてから夜休むまで、どういうような体勢にしたら腰の負担が少ないかということで、よくわかるように本当に細かく説明をしていただきました。天気もちょうど悪かったということもあるのですけれども、もう少し町のほうへ、協力を求めたかどうかはわかりませんが、医師会のほうと連絡を密にとって、あすなろがいつも主催しておりますいきいき塾にはもう立見席が出るぐらい、全ての行事はいっぱいでございます。ですが、先日のあれは天候も左右されたり、PR不足だったと思うのですけれども、空席が目立っておりました。ですから、今後もう少し連絡を密にとってしていただけたら、予防ということが一番大切でございますし、本当に事細かく説明してくださったということで、朝起きたらこういう姿勢でこうしたほうが腰に負担がかからないということで、起きる時点から夜休むときまで説明をしてくれたわけです。今後はそういうことで、長寿社会課長とか保健センター所長、医師会とも密に連絡をとっていただきまして、空席が出ないように進めていただけたらと思うのですけれど、いかがでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(梶野利男君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(遠藤美信君) お答えいたします。 実は私もCATVでちらっと見たぐらいで、ちょっとそういう教室があるのだなというぐらいでよく知りませんでした。私もそういう健康教室というのは、やっぱり自分の健康は自分で守るというのが一番ですから、民間とか役場がやってる事業とか、そういうの関係なしに自然な形でお互いが応援できればというふうには感じております。今後とも依頼がありましたら、しっかり応援はしたいです。以上です。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 今、先に見せるべきだったのですが、今の健康教室のパンフレットです。3月10日、こういうふうにカラフルにパンフレットはできておりました。それでも私もたまたま日曜日の朝ですか、有線を見ていたら、あら、3月10日、きょう防災センターで健康教室があるんだなと、その日の朝に当日知ったわけなのです。それで、友達なんかにも何人かは電話はしたのですけれども、居た人もおりましたけれども、当日のことなので居ない人もおりました。そういう関係と、天候が当日雨が降ったものですから、いろんな悪条件が重なったためだと思うのですけれども、空席が余りにも多くあったのです。それで、昨年は聞くところによりますと、私も昨年は参加させてもらっていなかったのですが、肩凝りの予防、ことしがこのとおり腰痛、余り知られていない腰痛のお話ということでお話がありました。そうしたら、もう来年も、田中先生に聞きますと何かを考えてくださっているということでございます。とにかく空席が出ないように、一人でも多くの人がこういうことを聞くことによって予防につながり、ひいては保険料の抑制にもつながると思うのです。よろしくお願いいたします。 次に、石井町では毎年芸能祭、文化祭と各地で公民館の運営委員長さんを中心にいろいろと趣向を凝らし、盛大に催されていることをうれしく思っております。私も下手なカラオケですけれど、参加させていただいております。また、作品等を見ていますと、同じ我々女性の人がつくったのかなと思うぐらい、手編みのものとか書道とか、いろいろびっくりする作品ばかりでございます。 そこで、町長さんにお尋ねしたいのですけれど、公民館を回られて、私は石井地区以外のところはちょっと行ってないのでわからないのですけれども、その地域によって催しとか作品等に違いがありますか、感想を聞かせていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 5カ所を全部回りましたら、本当に各地域は非常に特色があります。それで、小さい子供たちがいろいろな作品を制作したり、あるいは発表してくださったりするところもあります。それから、特に藍畑の場合は会場が広いですから、わあ、すごいな、もう買いたいものがいっぱいあるなとか、そのようにいつも見ております。高原、高川原、浦庄、石井についても、本当に石井ってコンパクトに各地域地域でまとまっているのですね。ですから、ぜひ議員さんも石井だけでなく全部回られたらいいと思います。そうしたら、こんなとこに力はめてくださっとんやなと、その地域のよさがわかります。ほとんど女性の方がいろいろなものをつくっていただいたり、手づくりのものをお年寄りにプレゼントしたり、子供たちの遊戯なんかを見ていても、本当に自然に顔がほころぶといいますか、各地域で本当にすばらしい文化祭をしていただいております。私はそのまとまりに非常に感謝しておるところでございます。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) ちょうどその日は、臨時議会が有線で放送された後だったのです。町長さんがお見えになったとき、割れんばかりの拍手と大きな声援で迎えられました。その光景を自分として目の当たりにいたしましたときに、わかる人にはちゃんとわかってくださっているんだな、きちんと理解してもらっているんだなということで、与党議員として本当にうれしかったです。さきの臨時議会で、町長さんは無実だと言っていました。また、先日の徳島新聞等の報道で、叩くのを見たという人が証言を覆したとありました。この件に関して、町長個人の問題ではございますが、石井町長という公職でもありますので、町民の皆さんの関心が高く、私にもどんなんえということで聞かれます。先ほど永岡議員のほうからも質問がございましたが、町長、どうでしょう、言える範囲で説明をしていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 野党議員さんの6人が全員そろって辞職勧告を出されました。私はやってない、こういう事実がありますよということを言ってあるにもかかわらず、そういうことを出された。裁判の判決の中で、裁判長はこういうことを言っています。この証言を覆した人のことでございますが、被告人の私の行動を見ていた理由についても、供述内容自体に不自然、不合理な点は全くうかがえないと、偽証罪に問われる危険を冒してまで虚偽供述をする理由はうかがえない。このときに私は裁判長にこういうことを言っております。この人は検察の証言の中で、最初は叩いたのを見た、2回目は陰に隠れてはっきり見えなかった、最後には見たとは言えませんということを言っています。裁判長、この人はうそを言っているのですよって言ってあるにもかかわらず、取り上げてくださらなかった。そして、聞くところによると、町長に合わす顔がない、私は町長に謝りたい、そういうことで、あれはうそだったと言われたわけなのですね。 中田弁護士から、こういう話を実は聞きました。二人の方が中田弁護士さんのところに来られて、こういうことを言っています。まず、1人の方は町長は殴ってません、もうはっきり言明されている。その中で、町長が殴っとったら銭になるのになあや言う言葉も出たでよと聞きました。銭になるのになということは、おどして銭でももらおうかと。結局そういうことが絡んでいるのではないかと、そういうふうに私は思います。弁護士さんの話の中では、何しに今ごろになってこんなこと言うのかと、私もそうですね、その思いが一番強いです。今ごろになって寝れんけん、町長に謝りたいと言うのであったら、そのときに本当のことを言ってくださったらよかったのですね。しかし、本当のことを言えないというのは、どうして言えなかったのでしょうか。例えば何回も私のところへやってきて、町長が叩いたの見ただろう、見ただろうと繰り返し言われたと。見てないけど、やむを得ず、うんうんとうなずいたと、うそを言ったことでこんな大きな事件になって、町長に迷惑をかけて、私は寝れませんと、そういうことを弁護士さんに言われているのですね。 私は朝日放送の方ですが、こういうことを聞かれまして、この人のことを偽証罪で問いますかと言われたのです。朝日放送に私はこのように言いました。この人も本当はかわいそうな人なのですね。百姓の人と聞いておりますが、お金ためて遊びに行って、飲みに行った、本当に何も関係ない普通の人ではないですか。その人を利用して、うそを言わせてまで私を陥れる。そして、弁護士の話では、お金にしようか、とんでもないことです。私がこの前も臨時議会でお話ししましたように、うそというのはこういうふうにしてちょっとずつばれてくるのです。これを裁判長、裁判官はどのようにとるかですね。私の言っていることは、事実がこういうことを言ってますよというのに、それを無視して、こういう判決を下した。一番腹立つのは裁判官であり、こういう善良な人を利用してまでうそを言って自分の罪を逃れようとした私を訴えた本人と、それのオーナーだと私は思っております。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 次に、マイレージ事業についてお尋ねいたします。 前回の議会でも質問させていただきましたが、マイレージ事業の達成者の人数が間違っていたと聞きました。正確な数を教えていただけますか、保健センター所長、お願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(遠藤美信君) 大変申しわけありません。 先般の12月議会で、私のほうの手違いで数字が間違っていました。今回25年2月28日現在54名という応募者数を聞いております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 元気で長生きしてもらうために、マイレージ事業にできるだけ多くの人に参加をしていただき、医療費が抑えられるように進めていってもらいたいと思うのですけれども、所長、今後どのように指導されていかれますか、お願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(遠藤美信君) お答えします。 指導というより私どもの取り組みなのですが、町民の方が健康に関するイベントに少しでも多く参加していただいて、健康についての意識を高めることによって、少しでも医療費の抑制につながればと考えております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 自分はこの日に参加しようと決めていても、当日急に用事ができたりします。私も先日の3月2日の町民マラソンに行くことができるところまで参加させてもらおうと思っていたのですが、急に用事ができて参加できませんでした。どれぐらいの人が参加されたのでしょうか。それと、民間の活動のポイントの対象に加えるとか、ポイントの対象の数をふやすとかして、できるだけ、今現在聞けば54人、12月の議会で聞いたら100何人、いや、三桁達成してよかったなと喜んでいたのですが、今正確な数を聞けば54人、当初の3桁の目標にはまだほど遠いのですけれども、どうでしょう、民間の活動も取り入れ、これだったらあと1カ所だけだったら頑張ろうというように、何か対象になる数を増やしてもらうとか、そういうふうにするお考えはございませんか、所長、お聞かせ願えたらと思います。 ○議長(梶野利男君) 保健センター所長。 ◎保健センター所長(遠藤美信君) お答えいたします。 3月2日の町民マラソン大会では、マラソン部門が235名、ウオーキング部門が48名、合計283名と聞いております。 そして、先ほどから民間の健康教室とか、健康に関する行事に参加していただいて、みんなが健康に対する意識を高めることは一番大事なことと思います。そして、今年度も健康マイレージ、やっていこうと思っておるのですが、民間でやってることをどうするかは、町長や理事者と相談して、決めさせていただきたいと思います。 それと、今年度につきましては、ふじっこちゃんのグッズが割と人気があるということで、ちょっと今日も用意したのですが、これが同じものです。この人形一番人気あるかもわからないのですが、多分高いので、これはね。次に、ふじっこちゃんストラップはこれです、大分普及していると思いますけれど、これです。次に、ふじっこちゃんハンドタオル、これがちょっと袋の中に入っていますけれど、これが今年景品にしたいなという、初めてのもので、これがハンドタオルです。次に、Tシャツですが、これがちょっと聞いたら110センチのサイズからXLまでサイズはあるそうです。けれども、ちょっと色はわかりませんということを聞いています。それで最後に、ふじっこちゃんのハンドミラー、これは僕も初めて見たのですが、きれいです。こういうものも含めて、景品に出しまして、ちょっとでも多くのマイレージ事業に参加していただいたらと思っております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) 最後に、町長にお願いいたします。 いろいろと今所長からも見せていただきましたが、景品を考えてくださっているということもよくわかりました。前回の質問のときに、3年連続で達成した人には前にあるこのふじっこちゃんを差し上げてもいいというようなことも、私も議会でしっかりと聞かせていただきました。町民の方から、谷脇さん、あれ3年連続、ことし私も連続3年達成になるんやけど、この人形はもらえるんだろうなということを聞かれるのですけれど、町長、どうでしょうか。 それと、今見せていただきましたが、町民の皆様が、別に景品につられるというのではないのですけれど、まあ、ええ景品をしてくれたと、あっと驚くような景品をお願いしたいと思います。町長、よろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) この健康マイレージ事業というのは、今県の補助金をいただいておりますね。ことしも県から補助金がつくかどうかはわかりませんが、今谷脇議員さんがいろいろ質問があったように、健康に関するいろいろなイベント、事業だったら、どんどんおっしゃっていただきましたら、もうほとんど認定をさせていただきたいと思います。50人ぐらいではね、ゼロが1つも2つも足らないような参加者でございますので、できるだけこういう事業をすることによって、町民の皆さんが健康で長生きできるというのが一番ですね。できるだけの参加をお願いいたします。 今約束した3年達成したらプレゼントというのは、そのとおりさせていただきますので、はい。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) これ通告はしてないのですけれど、最後の質問でお尋ねいたします。 きのうで東日本大震災から丸2年になります。石井町からもいろいろと支援をされたと思います。また、町会議員も報酬から引いていただくとか、またいろいろなイベントのところで、少額ではございますが、支援させていただきました。今まで石井町がどれほどの支援をされたか、わかる程度で、お答えできる程度でよろしくお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 石井町も至るところで義援金、会うたびですね、寄附ということで、何回も何回も寄附された方もたくさんおいでになると思います。多分石井町民の皆々さんは、どのぐらいの寄附が集まって、どういうことをしてるかというのがほとんどわからないと思いますので、皆さん方にわかる範囲でご説明をしたいと思います。 役場の窓口へ持ってこられた方が約250万円ぐらいですね。町内の保育所、幼稚園、小学校、中学校の方、本当に袋の中に1円とか10円とか、たくさんはめて寄附をしていただきました。約150万円ですね。役場の窓口と、いろいろなそういう分を含めますと、約400万円ぐらいがこういう関係で集まっております。 社会福祉協議会の窓口が約250万円、石井町の一般会計より300万円を送っております。石井町議会よりは、研修旅行の取りやめということで、宮城県と福島県、宮城県の大和町、柴田町、利府町に、160万円のお金を議会の皆さんのご協力で送らせていただいております。 ボランティア活動というのは、例えば石井町では有名な華舞遊という阿波踊りの連がございますが、東北へ行って阿波踊りをするというときに、石井町のお米を10キログラム入りを500個、そして神山町からはスダチを20キロいただいております。慰問を兼ねてお米とスダチを持っていって、約42名の方が参加をされておりますね。 石井町社会福祉協議会が日本赤十字を通じての義援金というのが約284万円、これは老人会とか民生委員とか、本当に各種の団体からいただいております。本当にありがとうございます。 石井町の社会福祉協議会の職員が、1人が8日間、1人が9日間ということで、ボランティア活動として活躍をしております。また、思い出すことはダッシュ隊というのがありまして、東北の子供たちを石井町に招待をして、いろいろ夏休みを過ごそうということで、永岡議員さんもお手伝いいただいておりますね。あのときは私もちょっと慰問をさせていただきましたが、たくさんの方が被災のことを忘れて、石井町で元気にいろいろ過ごされただろうと思います。ダッシュ隊の皆さんには本当にご苦労さんでございました。 名西消防の方もたくさんの方が現地へ行って、ボランティア活動をしております。私たち石井町の幹部職員といいますか、町の有志約20名ぐらいも、実は福島のほうへボランティアで2日ぐらい、もういろいろなことをやろうということで決めておりましたが、たまたま和歌山で台風の災害ということで、和歌山にボランティアが不足しているというので、和歌山のほうで2日間、本当に汗を流して、いろいろなことをやってまいりました。そのとき、また永岡議員さんとか、前の清重教育長も参加いただきまして、本当に各地域でたくさんの方がいろいろこういう災害に対してご協力をいただいております。 まだまだこの被災地の人たちは、放射能をはじめ、帰れない人、立ち直れない人というのがもうたくさん何十万人もおいでになりますね。これは日本全国が早く復旧復興ができるように、私たちもこれで活動は終わったわけではございません。できることをいろいろ通じまして、永岡議員さんの質問にもありましたけど、石井町でも1年間です。1年間の長期にわたって、石井町の職員さんに誰か東北へ行くのに手を挙げてくれませんかと言いましたら、石井町にとってはそんな若い有能な方でございますが、私が行こうということで、長期にかけて手を挙げていただきました。いろいろな面で、できるだけ石井町でも支援していきたいと思います。いち早くの復興復旧をお祈りする次第でございます。 ○議長(梶野利男君) 谷脇孝子君。 ◆7番(谷脇孝子君) まだまだテレビなどを見ていますと、復興にほど遠いようにテレビで見受けられます。引き続き義援金を募って支援していかれますでしょうか、そのお答えをお聞きいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 安倍内閣にかわりまして、復興予算というのを大幅に計上しておりますが、毎日特に昨日今日あたりなんかはテレビでやっておりますが、なかなかそのお金が本当に必要な人に届きません。私たちはどういうことをしていったらいいんだろうかというふうに感じるような予算のつけ方でございますね。やっぱりあれだけ予算をつけていただいていますから、その予算というのをいち早く被災地の方の皆さん方の何かお役に立てるようなことというのを考えていただきたいと思います。そして、私たちも早く立ち直れるように、いろいろな面で、お金だけじゃないですね、町の職員が4月から行くように、何かできることをできるだけ援助をして、被災地の人たちに役立てたいと、そのように考えております。 ○議長(梶野利男君) 小休します。            午後2時10分 休憩            午後2時27分 再開 ○議長(梶野利男君) 再開いたします。4番仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) 議長の指名によりまして一般質問をさせていただきます。 初めに、通告に従いまして政権交代に伴う要望活動についてということでございます。 昨年度末に総選挙で民主党政権から自民党政権に政権が交代したわけでございますけれども、ほとんどの国民が思っていた予想どおりの結果になったように思います。今までは民主党政権でございました。石井町にとりましては、3区の比例選出の国会議員のお世話もあり、いろいろと国の交付金、補助金もいただいて、学校の耐震工事、エアコンの設置、飯尾川公園の整備、また前山公園のコンビネーション遊具の設置など、たくさんの事業ができたわけでございます。しかし、昨年度末の総選挙におきまして、自民党へ政権交代をいたしました。町として、今後はどのように国、県の補助金、交付金等の獲得について要望活動をしていかれるのか、一番よい方法は何かと思うわけでございます。政権交代した県の選出の国会議員に対して、今までのように人脈を使っての予算獲得をしていかれるのかと思うわけであります。 本町においては、本年度より役場庁舎の用地の買収をはじめ、庁舎建設工事の発注、また農大用地の買収、認定こども園の用地買収、町道新設改良事業等のたくさんの歳出予算が必要になってくると思われます。そこで、政府・自民党は必要な公共工事はじゃぶじゃぶ進めていくとの方針でありますし、徳島県選出の選挙区の国会議員は自民党でもありますので、ぜひ人脈をフルに活用して、新年度の予算獲得に向けてご尽力していただきたいと考えます。本町におかれましても各事業ごとによく精査し、一般財源の持ち出しをなるべく少なく抑えていかれるのがいいと思われますが、いかがなものか、参事さんよりご答弁を求めたいと思います。 また、県より出向してこられておる副町長として、県費補助並びに県を通じての国の交付金等の各種事業についての具体的な活用方法、本年度はどのように進めていかれるのかをお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 今までも要望活動によりまして国の予算を獲得してきたという経緯がございます。今仁木議員からご指摘がございましたように、学校の耐震でありますとか学校の太陽光、エアコンもその一つでございます。このたび政権交代によりまして、復興予算及び防災関連予算が多く組まれております。石井町におきましても、今ご指摘のございましたように、多くの事業がめじろ押しということでございます。国の補助事業関連におきまして、いろいろな方策でありますとか、事業、取り組みがございますので、積極的に要望活動を実施し、補助事業の対象という形でしたほうがいいのでなかろうかというふうには考えております。 ○議長(梶野利男君) 副町長。 ◎副町長(朝日隆之君) 先ほど永岡議員にもご答弁をいたしました。また、参事からお話がございましたが、一定規模以上の事業ではやはり一団体の財源では難しいことも多いので、国や県の予算というのは大変重要な課題であるというふうに考えております。基本的には各課において、県とも連携を図りながらできるだけ活用ができるように、本町の事情も含めて十分ご理解をいただけるように情報収集に努めているところでございます。例えば今回の補正予算に際しましても、皆様のご理解のもと、各課も尽力をいたしまして、公民館の耐震改修事業でございますとか、水道では石井配水池の緊急遮断弁の設置、防災情報通信の設備を整備するといったような事業のめどが立ってきたところでございます。情報は多岐にわたる場合もございまして、今後ともアンテナを高くいたしまして、努力をしてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) これは国が公共事業を進めていく方針でございますので、それに乗っていってもらいたいと思います。そして、補助絡みの事業をもらっての施工ということで、一般財源を少なくしていくという方法でやっていただきたいと思います。 次に、財政運営面での削減におきまして、予算の捻出にご苦労をされておられるのはよくわかっておるつもりでございますが、町長として歳入において各事業を推進していかなければいけないわけですが、今後どのようにして国あるいは県の補助金を獲得していかれるのか、ご所見を拝聴いたしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 石井町を預かる町長としては、1つの政党に偏った運動なり応援はできません。私は個人的には前の仁木さんには非常にお世話になり、予算の獲得もしていただきましたので、いろいろ大変なお手伝いをしていただいたわけでございますが、新しく先生になられた国会議員の方に、仁木議員さんも一緒にお祝いを兼ねて予算の陳情に行ってまいりました。当然山口衆議院議員とは昔から知り合いでございますから、今ちょっと要職につかれて忙しくておいでにならなかったのですが、予算の要望についてはゆっくり聞いていただけました。もう2回お伺いしましたですね。後藤田先生については、行き違いはありましたけど、後藤田先生を避けるわけではございませんので、お伺いしましたところ、温かく迎えていただきまして、きちんとした説明を半時間ぐらいかな、聞いていただいて、石井町のためにできるだけご尽力をしますということをいただいております。福山先生は、もう前から私は知っておりまして、応援しているということで、本当に新しい国会議員であるにもかかわらず、本当に1時間ぐらい時間をとっていただきまして、石井町の内容を結構ご存じなんですね。ああ、これはこういうことやな、これはこういうことが要るなということを、できるだけ力はめてやるわなという温かいご返事をいただいております。中村博彦先生は、もう前からずっといろいろ本当に、何ぼ予算要るんなと、河野さん、金額書けえだ、もう担当者呼ぶわと言って、1億円のときは名刺の裏に、もうどうしても石井町の役場の前の道路、緊急地方道として拡張、整備していかなければ、おくれたんでは弱るということで、金額まで書いて予算の獲得にご尽力をいただきました。この方も非常にはっきりしている方でございまして、いろいろ石井町については中村先生の関連の施設もありますし、このときも担当の方を呼んでいただきまして、これについてはできるだけ予算をつけるようにというふうに強く推していただきました。 基本的には、政権与党のところへ陳情に行かなければ、予算はつかないですね。ですから、前は民主党が政権与党でございましたから、民主党の先生方の力を借りて石井町は運営をしていた。今度は当然自民党にかわったわけでございますから、やっぱりその先生の方の力を借りて石井町は運営していかなければなりません。たまたま今の安倍内閣総理大臣も、ちょうど私は3回ぐらい個人的にお話しする機会がありまして、一緒に握手をして写真も撮ったことがございますので、安倍総理大臣が覚えているかどうかわかりませんが、いろいろ自民党についてもそういう人脈があるので、心配はなかろうかと思っております。 今、副町長がお話ししましたように、これからの石井町の運営というのは町の単独の予算というのでは大きな事業はどうしても進めることができません。やっぱり基本的には、有持県会議員を通じて県のほうにいろいろ要望する、県から石井町の要望を一緒に上げていただく、予算を上げていただいた段階で石井町は国会議員さんのいろいろ力を借りて、その予算がつくようにいろいろな応援をしていただくということで、県や国の補助をなくしては大きな事業は進められないと思っております。できるだけ人脈を生かして、皆さん方の応援をいただいて、石井町の事業がスムーズに進むようにしていきたいと思っております。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) よくわかりました。町長は県知事をはじめ、県選出の国会議員のほうへの人脈をフルに活用していただきたいと思います。そうすることにより健全財政の期待をいたすとこでございます。 次に、通告の2番、火葬場についてでございます。 これ町長の所信表明の中で少し説明があったわけでございますけれども、この件につきましては先般の不動の徳島行道の火災がありましたが、不幸中の幸いというか、余り大したことではなかったようで、近いうちに再開して運営していかれるようであります。しかし、これが全焼で火葬業務が運営できない事態であったと思うと、町民にとっては大変迷惑なことになると考えますが、もしここが使えなくなった場合、近隣の市町村で受け入れをしていただかなければならないと考えます。 そこで、受け入れしていただくのであれば、吉野川市の火葬場、あるいは川内の火葬場が浮かんでくるのでございますけれども、いずれも石井町とは契約をいたしておりませんので、この8万円の火葬料が必要になってきますし、時間帯がまちまちでございます。また、不動の火葬場の場合は、石井町民であれば5,000円の負担金を払えば住民課のほうで手続をしていただき、火葬許可が済むわけでございますけれども、他の市町では自分で交渉していかなければならないとなっております。 それと、町長からの所信表明からも説明がありましたが、火葬場を持っておられる徳島市、吉野川市の個人負担は石井町より高いとは聞きましたが、そのようになってるのかどうかを担当課にお聞きをいたしたいと思いますが、今の徳島行道の現状についての説明と緊急の場合の取り組みについての方針をお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(薮本前君) お答えいたします。 まず、1番目の徳島市、吉野川市の個人負担についてでありますけれども、徳島市につきましては市民の方が川内の徳島市立葬祭場を使用する場合には個人負担は1万5,000円となっております。また、吉野川市につきましては、町村合併もございまして、旧鴨島町と旧美郷村の方が吉野川市斎場を使用する場合には個人負担は1万5,000円、旧川島町と旧山川町の方が阿北火葬場を使用する場合には個人負担は2万円となっております。 次に、徳島行道の現状でございますけれども、このたび徳島西火葬場が火災に遭いました。ご報告いたします。 去る3月1日午前11時ごろ、石井神山両町が火葬業務を委託しております徳島西火葬場の待合室天井部分から出火し、火災が発生いたしました。幸いにも素早い消火活動により直ちに鎮火、ぼや程度で済みましたが、現場検証や被災部分の復旧作業のため、2週間程度の休業期間が必要となったことから、本町では急遽受け入れ先を確保するため、近隣の徳島市立葬祭場、吉野川市斎場及び阿北火葬場の3施設に対しまして、業務停止期間中の火葬業務の受け入れについて協力依頼を行いましたところ、各施設とも緊急的人道的配慮ということで、快くお受けいただくことができました。徳島西火葬場につきましては、懸命な復旧作業の結果、3月10日の日曜日でございますけれども、業務を開始いたしております。この間、町民の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。 次に、緊急の場合の取り組みでありますけれども、本町ではさきにご報告をいたしましたように、緊急時の措置といたしまして、石井町民の皆様が主に使用されております徳島市立葬祭場、吉野川市斎場、阿北火葬場の3施設に受け入れに関する協力依頼を行いました。なお、徳島県では県危機管理部が中心となりまして、徳島県広域火葬計画案を策定中でございます。大災害が発生した場合など、緊急時に火葬業務が円滑に行われるよう、県内に17カ所あります火葬施設の受け入れ連携に関する計画を現在策定中でありますので、本町の緊急時の対応等に関しましては、上位計画となるこの徳島県広域火葬計画案に沿ったものにしたいと考えております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) そこで、不動の火葬場も老朽化もしていますし、これがいつまでも利用できるわけでもありません。石井町としても、火葬場の建設につきましては今後考えていかなければならない大きな問題と思われます。六条の火葬場が焼失してからは、話が立ち消えになっているように思われます。他の町との広域でするのか、また町単独自で建設を進めていかれるのか、なかなか見えてこないわけでございますけれども、この火葬場も墓地の建設も同じ迷惑施設でございます。設置につきましては、県の経営許可があれば建設できるわけでございます。半径100メーター以内の住居を構える方の同意があればできるということでございます。 私も担当課のときに、原田墓地の新設で用地の購入から県の経営許可の申請、工事の設計監理、監督等をして、170基と駐車場の整備もした経験がございます。しかし、火葬場の建設につきましては、地域の方からの強い反対があれば、それを押し切って進めていくわけにはいきません。 そこで、坂東参事にお尋ねをいたしたいと思います。 今後どのような方向を持って進めていかれるのが一番よいのか、まずお考えをお聞きをしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 いわゆる迷惑施設と言われております火葬場の整備につきましては、やはり計画の段階から議会及び住民の方々に説明を申し上げ、ご意見をお聞きした上で進めることが必要不可欠であろうと考えております。今現在は広域化についての勉強会でございます。今後意見集約を図りまして、広域整備が可能かも含めまして協議をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) 前の坂東町政のときに私も担当職員でございました。六条での計画を進めていく上で、地元関係者を呼んで説明会をいたしたわけでございます。前の町長から、もとあったような施設でなく、煙突もありませんし、煙も出ない、そしてにおいもない、周囲についてもできるだけ広く用地も買収をして、環境に配慮した施設をつくりますということでの説明をしたわけでございますけれども、地域の人たちはそのような立派な施設であるなら、別に同じところへ建てなくても、役場の隣でも町中へ建てたらどうでとの意見がございました。また、以前の施設では周囲の方から、白菜などの巻き野菜などでは、切ったら中に灰が入っておったというようなことも聞きました。今まで迷惑施設があったので、建設を進めていくのであれば、今までのものを保障してくれといったようなこともあり、もと建っていた六条での建設では反対があったために立ち消えになっております。しかし、この火葬場の建設につきましては、避けて通れない問題であると思います。そこで、難しい迷惑施設の建設を推進していくのであれば、いろいろなことについての知恵を絞っていただきまして、町長として今後どのような方法で進めていかれるのがベストであるか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 迷惑施設と思うこと自体が今の時代ではちょっと間違っているのですね。例えば清掃センターというのは石井地区の真ん中にあります。あるいは最終処分場というのは浦庄地区にあります。火葬場というのは、以前は町営で藍畑地区にありました。町民の皆さん方からのいろいろなご意見の中で、特にお年寄りの方は石井町に火葬場をつくってくださいという要望が多いです。要望が多い中で、ここへつくりましょうって言ったら、いや、うちの地域はだめだ、よそへ持っていってくれというのでは、これはどうしてもこういう施設というのはできませんね。 以前に私、多分これは京都と思いますが、京都の火葬場というのは公園と一体化になっておりまして、もう片一方ではいろいろこういう行事をやっているのですが、あとは子供たちが親子連れで楽しく遊ぶ公園に一体化してます。もう迷惑施設やという考えはないんですね。一番どこにいったら話がしやすいかというたら、これやっぱりもとあったところに建設したら、一番話が早いんですよ。ほなけど、その地域の方は、なぜうちの地域に持ってくるんな、そういうふうにおっしゃる。これは今ちょっと仁木議員さんのお話にもありましたように、今の火葬場というのは、例えば煙が出たり、そういうことは一切ないです。そんなこと言っていたら、石井にある清掃センター、ごみを燃やしているのはどうなるのかという話になりますよね。浦庄地域の方は我慢されて、大型のトラックが来て、ずっとそういうのが通っている。それぞれの地域の人がご理解をいただかなければ、こういう事業というのは進めることはできません。 担当課では、この2年ぐらいの間にいろいろ近隣の市町村と打ち合わせをして、場所も現実的に見に行ってます。何カ所、3カ所か4カ所ぐらいの場所を一緒に見に行きまして、ここがいいか、どんなんかな、これで住民の同意が得られるかなとか、いろいろ広範囲のところで検討しておりますが、今まだ今の時点では町民の皆さんにこの地域で建設しようと思っていますというところの説明をするまでにはいきません。 たまたまこの前の火災では、こういうことをさせていただきました。まず、副町長が一番に近隣の市町村、徳島市と吉野川市と阿北について、石井がいつも使っている火葬場が火災に遭いましたので、どうにか一緒にそちらを利用させてもらえるようにご協力をいただけないかというのを担当の課に電話をしました。それで、担当の職員、課長や参事が直接その後でお伺いをしました。私はちょうど昼の時間を利用しまして、その焼けたところへ行ったわけなのですが、たまたま阿北の担当の方がおいでておりまして、石井の町長さん来たわ、町長さん心配せんでも、もし阿北へ来てくれるんだったら、うちのほうは受け入れするように今話ができておりますから、いつでもおいでてくださいよという温かい言葉をいただきまして、徳島市、吉野川、阿北、3つの市町村ともそういう緊急の場合は大丈夫ですよというご返事をいただいております。 ただ、やっぱりこういうことも想定しておかなければなりませんね。できるだけ迷惑施設だと思わずに、各それぞれに昔はこういう話だったではないですか、仁木さんね、それぞれに各1つずつそういう施設をつくりましょう。石井が清掃センターをつくる、浦庄が処分場をつくる、藍畑は火葬場をつくるというふうにそれぞれ地域で分けてつくっておったのですが、いざこうやって燃えて新しくつくるとなったら、今度は反対が起こる。石井町は一つというような考えで、やっぱりもう少し皆さんも大きな気持ちでご理解をいただきたいと思いますね。藍畑につくるというのではないですが、今広域でできるだけ迷惑のかからないところという場所を今選定しておりますが、これもいつまででもゆっくりしていくわけにはいきませんので、早いうちに進めまして、場所ぐらいは早いうちにご提示できるようにしていきたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) ただいま町長のほうからご答弁いただきました。 この火葬場というものにつきましては、やはりそういう粘り強く、根気よくといいますか、用地の交渉に行っていただきまして、なるべく地域の方の反対がないようにやっていただきたいと希望いたしておきます。 次に、加茂野加減堰の撤去による渡内川の排水効果についてということでの質問をさせていただきます。 先般、これは1月27日に現地におきまして、県知事をはじめ県議会の議長、それから県議さん、町長ほか関係者がお招きを受けて、くわ入れ式がございました。私もこれ河川特別委員長としてお招きを受けていたのですが、風邪を引いて残念なことに出席できなかったわけでございますけれども、今はもう掘削に取りかかっております。かなり川幅が広くなったように感じました。長年この加茂野の加減堰の撤去につきましては、国あるいは県に対してかなり要望活動をしてきた結果の成果だと認識をいたしておるわけであります。継続は力であると確信をいたしたところでございます。 この事業そのものについては、直接町がタッチできないわけでございますけれども、町長が飯尾川の促進期成同盟会の会長でもあり、徳島市と吉野川市とも連携により推進しているわけであります。そして、角の瀬のポンプ20トンとの増設をセットで要望をいたしているところでもあります。この支流である渡内川の排水効果も大変期待できると思われますが、どうでしょうか。期成同盟会の事務局として、国交省、それから県土整備局へ要望活動をともに推進してきました建設課長からの渡内川の排水効果についての感想を求めたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 建設課長。 ◎建設課長(遠藤光宏君) お答えいたします。 まず、加減堰撤去後の川幅でございますが、撤去前の川幅が約17メートルでございます。南岸を撤去すれば35メートルに拡幅され、流下能力がかなり改善されると聞いております。現在南岸の加減堰の撤去工事が行われておりますが、県によりますと平成25年度内の完了を目標に進めているとのことでございます。渡内川との吐き出し口についてでございますが、以前は飯尾川についてほぼ直角であった流れの方向が、下流側に向いたことにより渡内川の水が流れやすくなるという効果が期待されると聞いております。以上でございます。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) この国道の下、渡内橋から北へこの飯尾川までの間、約1.7キロございます。ずっと見て回りますと、やはり土砂の堆積と不法投棄等により流速が著しく阻害されているようにも思われます。これでは大変困りますので、渡内川下流から少しずつでもしゅんせつをしていただけないかと考えております。県土整備局、吉野川庁舎のほうへしゅんせつの要望をしていただけないかと思うわけでございます。そうすることによって、渡内川上流の水はけが大変よくなり、白鳥団地の一部の床上浸水であるとか、城ノ内地区の団地の一部の床下浸水の被害の軽減が図れると思われますので、これを坂東参事のほうからでも吉野川庁舎のほうへ新年度予算に計上していただけるようにしてもらえないかと思いますが、どうでしょうか、ご答弁を求めたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 今建設課長が言いましたように、渡内川の吐き出し口が加茂野の加減堰の撤去に伴いまして広がるとともに、日本ハムの西側を中心にしゅんせつを行うということでございます。これは町長が、先般県議会議員を通じまして県のほうへ要望をしております。その中で協議の中で早急に対応したいということの回答を得ております。これによりまして、渡内川の排水は一層期待ができるというふうに考えております。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) せっかく加減堰が撤去されましたので、その支流の渡内川のしゅんせつを県の吉野川庁舎のほうへぜひお願いをしていただきまして、流水がスムーズにいくようにお願いをいたしたいと思います。 それと、町長が飯尾川の促進期成同盟会の会長として、知事とともにくわ入れ式で、くわを握られた町長として今後の取り組みはどのように進めていかれるのか、総合的な判断を拝聴したいと思います。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 飯泉知事は以前から、この2、3年は内水で飯尾川対策というのは徳島県にとって最大の課題であると、できるだけ早くこの内水の被害について解決したいということをおっしゃっております。ようやく加減堰の撤去工事が始まるわけでございますが、片側だけの撤去で今の倍ぐらいになります。そしたら、そこから流れ込んでおります渡内川についても、そのぐらいの排水が多分見受けられると思いますが、仁木議員さんと一緒にずっと歩きましたね。非常に実は土砂が堆積しておりまして、これはもう有持県会議員も通じて県のほうへも予算要求をしております。何回も何回もこれは予算を要求していかなければ、1回しただけではすぐ忘れてしまいます。県のほうも少ない予算の中で優先順位をつけてやられると思いますので、あの地域が非常に実は河道も狭くなっておりまして、少しずつでも河道改修して、この渡内川の排水がスムーズにいくように、県のほうへできるだけ努力をして、副町長とともに一緒に陳情していきたいと思います。
    ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) ありがとうございました。よろしくお願いをいたしたいと思います。 それと、その他ということで通告をしてありましたけれども、ちょっと町民の方からぜひこれを言ってくれないかということで、国民健康保険税についてちょっと質問をさせていただきます。 このことにつきましては、先般徳島新聞におきまして、平成25年度において本町の国民健康保険税がもう大幅に増額するようになるという報道がございました。町長の所信表明におきまして、平成18年度に国民健康保険税率を改正して以来、税率を据え置いてきました。その間の経済不況によりとか課税総所得の減、それから医療費の増加等などから、納税者の皆さんの負担を抑えるべく基金を取り崩して、その基金もなくなりつつあるとの保険税についての説明があったわけでございます。この国民健康保険税につきましては、標準税率も参考にしながら、各市町村の決定する町税であります。今後におかれまして、どのような見込みでおられるのか、町長にお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 石井町の国保会計がどれだけせっぱ詰まっているか、事実を町民の皆さんに知っていただくということをまず第一として、ああいう所信表明をさせていただきました。国保会計というのは、各自治体とも非常に実は苦労をしております。過去6年間の間で各市町村が値上げしている分というのは、単刀直入に言いますが、徳島市が5年間の間で一般会計から約4億円ぐらい負担しています。あるいは上板町が約2億円近く、吉野川市は6億7,000万円ぐらい、阿波市が3億円、美馬市が1億円、各自治体とも非常に高齢化が進む、医療費が値上がりするというところの中で、国保会計については非常に苦労をしております。 石井町が昨年値上げしたのに、どして今年も値上げをしなければいけないかということでございますが、例えばもうきちんとした数字が出ておりますのでご報告をさせていただきますが、国保の値上げ分、昨年の値上げ分というのが6,500万円の収入が入る予定でございましたが、実際は4,000万円ぐらいか入っておりません。ここで2,500万円のマイナス。医療費の予定をしておりましたのが18億8,300万円の予定でございますが、実際かかってたのが19億7,900万円、ここで約1億円ぐらい予定よりはるかに医療費がかかっております。後期高齢者の予定でございますが、2億7,700万円ぐらいの予定でございましたが、3億1,872万円かかっているということは、5,000万円ぐらいここでプラスになっております。介護の分にしましても、1億3,000万円の予定が1億4,500万円ぐらい、合計で1,500万円ぐらいのオーバー。この4つを足しますと、単年で約1億9,000万円ぐらい増加しているわけです。これをこのまま推移をしておったのでは、もうこれは非常な毎年毎年値上げをしていかなければいけないということで、町民の皆さんに事実を知っていただきたいということで、あのような発表をさせていただきました。 しかし、今のままこれを推移していけば徳島県の中で石井町がずば抜けて高くなる。私の所信表明の中では、平均約2万8,000円ぐらいの値上げということをお話をしましたが、役場の中でいろいろ検討した中で、高くても阿波市と徳島市ぐらいの同率まで抑える必要があるのではないかと今検討しておるところでございます。2万8,000円の値上げを平均約1万3,000円ぐらいまで抑制するようにして、15.12%ぐらいの値上げをする。そういうことになってきましたら、徳島市、阿波市ぐらいと約同等ぐらいの値上げ幅になるということで、町民のご理解を得られるのではないかと思っております。いろいろ国保会計というのは、例えばインフルエンザがはやったら、もう既に何千万円も医療費が上がるわけですね。例えば高額医療の方が出た場合に、また医療費も上がるということで、予期せぬ事態がいつ起こるかもわかりません。状況の推移を見ながら不足分を拠出していくということで、阿波市、徳島市と同じぐらいに抑えたいと思っております。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) よろしくお願いをいたしたいと思います。 それでは、その他の1番目の墓地の美観についてであります。これの質問をさせていただきます。 この質問につきましては、高良墓地の近くに住まれている住民の声といいますか、特に生活に密着した問題であると思います。お彼岸さんもすぐそこに来ておるわけでございますけれども、昔と違って、最近はふだんの日でもこれ墓参りに行かれる人がかなりあります。それは花を見たらすぐにわかるわけでございます。それに伴いまして、シキビが下のほうへたくさん捨てられて、積み上げて持ち帰らない状態であります。そして、そこには廃棄物を捨てないようにと石井警察署と石井町との連名で看板に書かれているわけでございますが、なぜかごみ、瓶、缶等も一緒に捨てられて、山のようになっております。以前は誰かわかりませんが、焼却していただいていたのですが、今は野外焼却については例外措置以外は原則法律で禁止をされていますので、できないようになっております。 また、農大の花見の季節が近づいてきていますし、町外からもたくさんの人が来てくれて、それを見たときに余りよい気持ちにならないと思います。定期的に業者に頼んで撤去していただいているようでございますけれども、もう少し回数を増やして集めるようにしてはいかがなものかと考えますが、そのことにつきまして福祉課長からのご答弁をお願いをいたしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 福祉生活課長。 ◎福祉生活課長(薮本前君) お答えいたします。 町内には約30カ所の町有墓地がありますが、多くの墓地につきましては地域の老人会の皆様や有志の方々が、墓地をきれいに保つため、定期的に清掃活動を行ってくれております。町につきましても清掃活動後のごみの処理を行うとともに、春先には除草剤の配布を行っております。しかし、このような活動組織のできていない墓地につきましては、墓地に廃棄されましたシキビ等のごみの増加量を見て、町が年2回程度、シルバー人材センターにごみ処理を依頼しております。ご指摘がありましたように、今回近所の方のご迷惑にならないよう、処理回数を増やしていきたいと思っております。 なお、ごみ捨て場がきれいになった一例でございますけれども、高原の池北共同墓地ではそれまで散乱するごみの山に悩まされていましたが、地元の老人会や有志の方々が中心となってごみ捨て場のごみを全て撤去し、花のプランターを置き、きれいにしていただいたところ、その後はごみを捨てる者がいなくなり、きれいな環境が保たれております。きれいな墓地環境を守るため、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。以上です。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) この原田墓地は農大の近くの墓地でございます。それで、一度課長のほうで見ていただいて、やっぱりそういう状況であればのけないかんなと、こういう気持ちに多分なると思います。それで、できれば、仮に予算がなくても、職員の間でも清掃していただく、焼却場のほうへ持っていってもらうといったようなことでお願いができたらと思います。よろしくお願いをいたしたいと思います。 次に、空き家対策についてであります。 この分につきましては、私の近所でも最近ぼつぼつと空き家が目立ってきております。これは核家族が進み、子供たちが県外で働き始めて、定年を迎えてでなければ帰ってこない上に、定年延長もあり、その間に両親などの死亡に伴い空き家になったように思われます。利用予定がなく、長期不在となっている空き家は徳島県内に2万8,000戸あり、住宅総数に占める割合は7.9%と全国平均と比べても高い水準にあります。また、増加傾向にあります。増加し続ける空き家は、地域のやはり活力低下を招くとともに、管理不全により周囲に対して、防災、防犯、環境、景観の面で悪影響を与えるなど、さまざまな問題が内在しておると思います。子供たちの入学シーズンを迎えて、通学路でのもしもの事故にもつながることになっても困りますので、地域社会全体で関係者が連携して、多方面にわたる取り組みは必要となってくると思います。 本町におきましても、総務省の住宅土地統計調査では5年ごとの調査ではありますが、平成20年度の住宅戸数9,020戸のうち、空き家は860戸あり、空き家率9.5%でもあります。これを踏まえて、空き家戸数を少なくしていくには今後どのようにしていかれたらよいのか、担当課長並びに総務課長よりご答弁を求めたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 総務課長。 ◎総務課長(黒川浩君) お答えいたします。 空き家対策につきましては、その対策としましては、極端な言い方ではございますが、その空き家を除去するか活用するか、そういった方法に分けられると思いますが、除去の場合につきましては、財産権、所有権等の解釈、これが非常に難しいと思われますが、徳島県において新規事業としまして平成25年度より、倒壊すれば前面道路を2分の1以上閉塞し、避難等に支障を来すおそれがある物件、市町村が老朽危険空き家として是正指導した物件に関しまして、除去について所有者等の費用負担を軽減するために助成を行う市町村に対し支援をする事業、これが実施されると聞いております。この事業の活用について、今年度検討をしておきたいと思っております。 また、もう一つでございますが、活用についてでございますが、他の市町村で美馬市、那賀町、つるぎ町など、そういった市町におきましては空き家バンクの開設という取り組みがございます。ただし、この状況につきましては、いずれも登録件数が少ない状況と思われまして、その他の市町村での取り組み、こういったものを参考とさせていただきまして、その効果、また不動産業への影響、そういったことを含め、石井町に合った空き家対策、そういったものについて関係担当課と協議、検討していきたいと思っております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) やはり所有者に対して定期的に連絡をとって、そして防災、防犯のための連絡をとっていただくと。そして、その屋敷に生えている草があれば、草刈りもしてもらうと。シルバー人材センターに頼むとか、そういうふうなあっせんもしていただきまして、今後の課題ということでお願いをいたしたいと思います。 次に、今年度において退職者からの提言ということでの通告でございます。 これにつきましては谷脇議員さんのほうから少し話がございまして、重なるところがございますけれども、ご了承願いたいと思います。 この3月をもって定年退職される方、また少し早く早期退職をされる方、永年勤続され、いろいろな思いがあると思いますが、無事に勤め上げられたことに対しまして心よりお喜びを申し上げたいと思います。そして、松岡町政のときに採用された皆さんと思います。その後、坂東町政、そして河野町政、3人の町長に仕えてきたわけでございます。どうでしょうか、松岡町長、それから坂東町長はともに5期20年務められ、河野町長は2期目のまだ途中でございます。それぞれ違った個性の持ち主であったように思われます。 そこで、退職者を代表をいたしまして、坂東参事さんより残った職員、また課長、町長に対しての町政に関しての、また今後の取り組みに対する思いやご提言をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 河野町政で参事を4年させていただきました。その間、行財政改革、それから地方債の借金の削減等、いろんな政策で石井町の行財政改革を進めてまいりました。先ほども申しましたように、いろいろな新しい事業展開も行ってまいりました。先ほど谷脇議員からのご質問にもお答えしましたように、私自身もいろんな新しい事業の展開に協力することができました。大変うれしく思っております。 今後のことでございますけれども、新庁舎を含めましていろいろな多くの事業がございます。事業の精査を行い、補助事業対応を検討しながら、町行政と町議会が一体となりまして議論を尽くしまして、積極的に事業展開を図っていただきたいということをお願いを申し上げたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 仁木孝君。 ◆4番(仁木孝君) ただいま坂東参事より、残された職員に対してのご提言をいただきました。今後におきましても、残された課長につきましては町長と協力いたしまして、石井町の行政の運営についてのご努力をしてもらうことをお願いを申しておきたいと思います。 そして、河野町長からも、退職される方に対して何か思いやられること、ご提言があれば拝聴いたしたいと思います。 そして、これにおきまして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) こういう議会はちょっと寂しいですね。去る人がおいでになるというのは非常に寂しい思いがします。 特に坂東参事、中村参事につきましては、本当に激動と思います。私が町長になってなかったら、あれだけご苦労もされてなかっただろうと思いますが、その反面、町民に自慢できるような改革ができたと思っていただきたいと思います。 特に坂東参事につきましては、本当に一番最初から野党の方が多い時代でございましたので、意味がわからない裁判を起こされたり、監査請求もたくさん出されたり、本当に私と一緒に苦労をしていただきました。 中村参事につきましても、本当は2人体制でこの1年間でもうほとんど目鼻をつけたいということだったのですが、田野課長がああいうふうに体調を悪くされて、あっちに行ったりこっちに行ったりして、本当にご迷惑をおかけしたことを十分私は思っております。 しかし、ただ一つだけ、この苦労というのは必ずどこかで成果として生かされるだろうと思います。前もお話ししましたが、まだまだ2人とも若くて精力をもてあましているだろうと思いますので、どうぞ退職されましても石井町民としてどこかで見守っていただきまして、何かの形でまた町運営に参加をしていただけたらと思います。本当にご苦労さんでございました。 ○議長(梶野利男君) 小休します。            午後3時22分 休憩            午後3時38分 再開 ○議長(梶野利男君) 再開いたします。5番久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 議長の指名によりまして、これより私の一般質問を始めさせていただきます。 通告書に従いましていきたいところでございますが、まず最初に通告書にはありませんが、というか、通告書に載ってから、通告書を出してから起きた事件で、ご存じの一昨日の石井町役場の火災、ぼや騒ぎでございますが、ちょうど出火元は農業委員会周辺から出火されたということでございます。昨日私ども議会議員のほうには、議会事務局長のほうから、こういうこういうことがあってという連絡を受けたわけでございますが、農業委員会のところが出火元ということでございますので、農業委員会委員の皆様方にはどのように連絡が行ったのかということをまず農振課長のほうにお伺いしたいと思います。 ○議長(梶野利男君) いきいき農業振興課長。 ◎いきいき農業振興課長(中村淳君) 3月10日日曜日午後11時半ごろ、農業委員会の窓際において火災が発生した件でございますが、会長には翌日の3月11日月曜日、早朝ですが連絡をとりましたけれども、ちょっと不在のため、つながりませんでした。その後、会長より連絡があり、火災の件について報告をさせていただきました。その後、役場のほうへ来ていただきましたが、警察、名西消防組合の現場検証が行われていたので、簡単に状況について話をさせていただきました。警察、名西消防の現場検証が行われたり、あと片づけ等もあり、十分な連絡ができていませんが、後日夕方より職員13人ほどで後片づけをし、ほぼ事務室の中も事務が行えるようになり、また消失文書等についてもある程度の分類ができましたので、できるだけ早い段階で委員さんには状況を報告したいと考えております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 実はこれをお聞きしたのは、昨日の晩に農業委員の方お二人から私の家のほうにお電話がありまして、役場で、しかも農業委員会のあたりで火事があったんやってな、どなんなっとんえと、何か聞いとるでと、久米議員さんとこまで何か報告が来とんちゃうんということで連絡が来たわけですね、私のほうでも。ですから、私のほうでも余り情報はございませんでしたが、知っておることをお答えしたというわけでございまして、議会事務局長を通じて議会議員のほうに、そうやって前もってきちんと連絡をするのであれば、農業委員会の委員の方々というのもやはり選挙で、あるいは各団体から選ばられてきた委員でございますので、同じような扱いをして、同じようにまず一番に情報が少ない中でも連絡をするべきである、そういった指示というのをまず長である町長のほうから指示を下すべきではなかったのではないかと思われますが、町長、どのように思われますか。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 私も夜中に実は連絡をいただきまして、急いで石井町の役場のほうへ飛んでまいりました。どのぐらいの被害があるかということで、農業の担当者の職員とお話しをした中で、いろいろな書類については全然被害はないということですね、心配ないなということで思っておったわけでございますが、今久米議員さんのおっしゃるように、そうですね、農業委員さんについてもするべきだっただろうと思っております。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) その連絡をくれた農業委員さんも、被害の状況というよりも、むしろ大切な資料とか、そういうものが無事であったかどうか、本当に町の運営に対して非常に心配なさっておりましたので、その点を踏まえまして、次からはやはり委員さんのことを一番に考えて連絡のほうを回していっていただきたいと思います。 それでは、通告書のほうに戻らせていただきます。 まず、1番目の通告でございます。 農業大学校跡地についてということでございますが、これは前々からも私地元の議員ということでもありまして、議題のほうに取り扱っていろいろ質問させてもらっているわけでございますが、昨日も2月6日に第5回の跡地検討協議会がございまして、私もそれを傍聴に行かせていただきました。 そこで、いろいろとちょっと質問をさせていただきたいと思うのですが、まず坂東参事にお伺いをいたします。 次回3月に第6回をするということでございましたが、大体いつぐらいに、第6回の内容といたしましてはどのようなものを考えてなさろうとなさっているのでしょうか、お答えをお願いします。 ○議長(梶野利男君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 第6回ということでございます。もうあと日にちも少のうございますけれども、3月中に第6回の開催をしたいと今のところ考えております。 それと、どういう内容ということでございますけれども、前回の会合におきましては、3つのゾーンであります社会教育ゾーン、産業振興ゾーン、それから交流促進ゾーンという形で3つのゾーンに農大跡地を分けさせていただきましたけれども、次回会合ではそのゾーンの中身の具体的な具体論に入りたいというふうに考えております。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) もうすぐ本年度も3月末を迎えるわけでございますが、タイムスケジュールといたしましてはどうなのでしょう、何月、12月の末か、あるいは9月の末なのか、どの末あたりを目指してこの協議会というのをこれから先続けていき、答えを出していこうというお考えなのでしょうか、わかる範囲で結構ですので、もう一度参事、お願いします。 ○議長(梶野利男君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 スケジュールということでございますけれども、第5回におきまして農業大学校の跡地有効活用検討協議会で、機能でありますとか理念に基づき、現況を踏まえたゾーニングや跡地利用案をお示しをいたしました。協議会におきまして、一部に相加的であるとか、交流部分が狭過ぎるのではないかと意見がありましたけれども、一応その3つのゾーンに関しましては機能的であり、全体としていい方向でなかろうかなというご意見もいただきました。先ほども申しましたように、次回会合ではそのゾーンの具体論に入りたいというふうに考えております。 この検討結果を踏まえまして、あと農大の跡地の取得手続を行うということになろうかと思いますけれども、住民の皆様の説明会でありますとか用地鑑定、それからまた交渉、取得議案でございますね、両県議会、町議会も必要になろうかと思いますけれども、その諸手続を考えますと一定の期間が必要になろうかというふうに考えております。25年度中をめどといいますけれども、早い時期にそういう形で取り組んでいきたいなというふうに考えております。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 今まではこの検討協議会、町役場のほうといたしましては坂東参事が先頭に立って、これを取りまとめてやっておられたように見受けられます。しかし、坂東参事がもうこの3月いっぱいで勇退なさるということでございます。この後の後任、引き継ぎのほうはどの課が先頭に立ち、どの課が責任を持ってやろうというふうになさっているんでしょうか、お答えをお願いします。 ○議長(梶野利男君) 副町長。 ◎副町長(朝日隆之君) お答えを申し上げます。 来年度の組織につきましては、これからということになります。人事異動、組織の形成を踏まえまして検討するということになりますけれども、現在の組織を前提ということになりますと、農業振興課を中心にやっていくということになろうかと思います。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 何分にも検討協議会の委員の皆様もおられることでございますので、参事から農振課のほうに事務手続が滞りなく行われるようにお願いしたいと思います。続きましてこの農大取得は去年の3月の覚書締結から始まってくるわけでございます。これ県のほうといたしましては、去年の3月に覚書を町と交わしたと、その後、県はこの農業大学校について、石井町のことだけしか考えてないのか、それともほかのこともいろいろ打診があったり、あるいはほかのことに関して考えてることがあったりしているのでしょうか。これはやはり県から出向してこられております朝日副町長にお答えしていただきたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 副町長。 ◎副町長(朝日隆之君) 久米議員のご質問にご答弁を申し上げます。 県に関しましては、協定の中で売却に向けて双方努力すると、そして協力を惜しまないというふうな部分であったかと、ちょっと細かいことは覚えていないのですが、ということもございまして、現在活用についての検討協議会の委員として参加をいただいているということで、基本的にはそういう努力という旨の協定書に基づいて県はいろいろと考えているというふうに思います。ほかに売るとかという話ではなくて、まずはこの検討協議会へ参加をして、使い方ということに参画をしていくというふうに理解をしております。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) それともう一つ、聞きたいのが、この3月で、つい昨日ですか、農業大学校の敷地内で最後の卒業式が行われたわけでございますが、いよいよ4月から農業試験場のほうに引っ越すということでございます。そうなってくると、ここからの維持管理、維持管理というのは当然今はまだ県にしてもらわなくてはいけません。この維持管理はきちんと今年の県の当初予算の中に含まれており、県のほうが責任を持ってやるという体制はちゃんとできておるんでしょうか。これもちょっともう一度副町長に答弁をお願いします。 ○議長(梶野利男君) 副町長。 ◎副町長(朝日隆之君) ご答弁を申し上げます。 今、ご質問の中にもございましたように、農業大学校は農業水産総合技術支援センターの農業研究所の敷地に集約されるということで、3月中に移転をするというふうに伺っております。少し前に伺ったところでは、移転の時点において現在の農業大学校はその機能は停止するというふうなことでございます。県も大変厳しい財政状況でございまして、跡地ということになりますと、これまでと同じような管理というのはなかなか難しい面があろうかと思いますが、基本的には所有権者である県におきまして、草刈り等、そのセンターの予算において管理されていくというふうに理解をいたしております。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) というわけで、変わらず県のほうで維持管理をしていただくというご答弁がございました。このまま県が維持管理してくれたほうがいいと思うのですが。 それでは、これまた跡地のほうも、今言いましたように商業施設である。商業施設にいろいろな商業の建物を建てると、あるいはわくわくアグリであるとか、また県の農工商連携センターですか、こういったものに来てもらうと。これは前回の12月議会で質問したときに、無償で今のところは来てもらうと。また、ここに図書館とか体育館の補強などもしたいと。その結果、実際この土地を買う6億円か7億円ですか、この価格でさえペイすることはできないということを町長から答弁をいただきました。さあ、そうなってきますと、まず最初にこの跡地で物が建つところはいいのですけれども、問題なのは一種農地であるとか、甲種農地であるとか、こういったところというのをどうするか。というか、これは今現状では石井町は購入できないはずですね。じゃあ、これ放っておくのでしょうか。これ放っておかれると余計に維持管理がかかってしまいまして、当然近隣の方に迷惑がかかるということでございます。こういった、まず一種農地、甲種農地についての考え方というのは、今現在どういうふうになさろうとなさっているのでしょうか、坂東参事、お願いします。 ○議長(梶野利男君) 坂東参事。 ◎参事(坂東範昭君) お答えをいたします。 当然一種農地、甲種農地という制限の厳しい農地がございます。それに関しましては、やはり町の購入というのは非常に厳しい状況にあるのではなかろうかなというふうには考えております。その部分を県のほうで維持管理をしていただくのか、町が購入できる状況にございませんので、そういう形で県のほうにお願いをするのか、また県とも協議をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 今の参事のお話ですと、余りにもちょっと石井町にとって分がいい話になってしまいまして、おいしいところだけ食べて、食べられないところはちょっとすみませんが、また県のほうでそのまま管理しといてくれませんかというふうな話になってしまいます。これはさすがに県のほうも納得することはできないと思います。そうなってくると、どうせ買うなら、当然一括という形になってきます。そういうことも考えての検討協議会でしょう。あるいはお金を出しての企画会社を雇っての企画でしょう。と私は認識しているんですけれども、今のままでは買えませんという答弁が戻ってくるのであれば、それではこれはやはりその土地を残して購入するというのは非常に難しいと思いますので、この土地に対して購入するべきではないという答えになってくるんではないでしょうか。 まず、先ほども言いましたように、この跡地を購入するのに、それでも6億円、7億円かかってしまうと。土地、もちろん買うだけじゃないですよね。ここから上に物を建てなくちゃいけないわけなのです。体育館建てたり、図書館建てたりしたいというふうなことを伺いましたし、そうすると土地の上にこの建物建てるとなりますと、倍、3倍のお金がかかってくると思います。そうなってくるもの全てがこれ町民の方の負担です。町民の方の借金として何年もまた残ってくるわけなんです。 この辺、ペイできない上に、上に物を建てて、余計ペイできていないような状態にしてまで農業大学跡地を買う必要がどこにあるのかという話になってくると思いますが、その点町長のほうはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) さすが久米議員さんは商売人ですね。今買って、今ペイができない、何年後にはどういうことになるということを想像したら楽しいじゃないですか。今買って、なぜに石井町が全てのことに対して設備投資をしていかなければなりませんか。徳大も来る、徳大が来てですよ、何年後かはわかりませんが、仮に200人の学生があの場所で研究なりするようになってきたら、その普及効果というのは物すごいものがありますよ。例えばあそこへ温泉が来る、温泉が来て、石井町から町内外の人がたくさん来たら、物すごく経済効果というのは上がりますよ。そういうことをあなたは考えられないのですか。今5億円で買う、7億円で買う、それをすぐペイできんから、そういうことはやりませんか、そういう考えですか。じゃあ、今道路をつけた、お金がいくらかかった、それに対してすぐペイできない、そういう考えと同じじゃないですか。私はあれだけのすばらしい遺産というのを、ああいう現場を農大が残してくれていると思います。それを全部潰して、ではあそこを住宅地にしていいですか。久米議員さんも私と同じように、あの農大というのは遊びに行ったりして、いろいろ思い出がある。それをほな更地にしてですよ、あのきれいなところを、私は所信表明で話してるでしょう。あれをもう一回、何もないとこにつくろうと思うたらびっくりするほどお金がかかります。そういうお金をかけなくても、農業大学校が何十年間の間に資金を投資してつくってくれているではないですか。あんなすばらしいとこを生かさないで、石井町がどうしてこれから発展できますか。いい施設を残していただいた、それを企業なり、いろいろなものを誘致することによって付加価値をつけることによって、あの農業大学校の跡地というのが生きてくるのです。そのように考えていただきたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) あれだけの広い土地でございます。じゃあその施設なり、あるいは大学なりが来る何年間の間の維持管理費だって、ただことないお金がかかります。しかも、来る団体によっては、ひょっとしたらさっき言いました一種農地や甲種農地や使えないかもしれません。それを決まらないうちから買って置いておいたら、これこそまた忠勇の土地の二の舞じゃないのですか。それよりもあの土地のほうが広いですから、もっと始末が悪いかもしれません。それだったら、別に町が買って徳大の農工商連携センターに来てもらわなくたって、県のほうで対応してくれたらいいのです。県が国と話してくれたらいいのです。それで、そこに徳大が来てくれたらいいのです。徳大の農学部なり、獣医学部なり、来てくれたらいいのです。そうすれば、土地の問題も一気に解決するわけです。何もわざわざ石井町がその話の中に入っていく必要がない。 しかも、今言いましたように費用がかかります。町長がおっしゃいましたように、じゃあ5年先、10年先を考えてくださいということを言いましたけれども、5年先、10年先を考えるよりも、やはり今を町民の方は生きているわけですから、今を町民の方は生きてる。しかも、今度は町議会で国保の値上げが出た、国では消費税が上がる、そういうふうな世の中で非常にまた暮らしがせっぱ詰まる、そういう余裕がないところで、余裕のないところでこういったまだ計画も決まっていない、どうするかもわからない土地というのをわざわざ借金をふやして購入する必要がどこにあるのか。 石井町の借金が大幅にふえたのは、1つはやはり最終処分場を建設したことでもあり、それからいしいドームを建設したことでもあり、ああいった大きな事業をすることによって石井町の借金というのはやはり膨らんでいるのですね。これもやはり同じです。一旦購入するとなると、大きな工事も伴ってきますので、大きな借金を生み出します。しかも、その跡地をどうするかはまだ決まっていない。それでしたら、ここはやはり県と国との協議に任せるべきであって、石井町は何らこれに口を出して、石井町がわざわざ買って貸す、貸すといってももちろん無料です。その必要は私は全くないと思います。石井町に5年後、10年後を考えるというふうな、そんな余裕は今の経済財政を見てもないと私は思います。以上の点、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 県が徳島大学を誘致したらいい、そこへ石井町がかむ必要はない、私が何回説明しようることはわかってないのですか。徳島県は飯泉知事との中で、県の財政を少しでも改革するために、あの土地は全部売ります、最初からそういう話です。町長さん、どんなに言うてもあれはもう売って財政の一環とするべきで、そうしないとだめなんですよと。担当者の方と話しする中で、それだったらどのようにするんですか、やっぱり宅地業者とか病院とか、そういうとこに一括して売るしかないですね、こんなすばらしい施設があるのに、何、全部壊してしまうんですか、そういうところから始まっているのです。県のほうがそのまま持ってそういう業者に売った場合に、徳島大学は来ません。石井町が買う、そしてあれを保存するという話が進んでる中で、徳島大学の私、学長さんにも、副学長さんにもいろいろ会いました。何回も話ししました。その中でそれだったら徳大の一部を石井町に研究施設として移そうではないですか、そして何年か先にはこういうふうに夢を持ちたい。1つの徳島大学が来ることによって、その波及効果というのはどんどん増えていくのです。今言っていることはわかりませんか。石井町がこれから、それじゃあ買いません、何もしません、あそこの跡が普通の宅地になった、固定資産税は入るでしょうね。けれども、あのすばらしい自然とか環境というのは、もう当然破壊されますよ。そういうことを考えるから、議員さんも何回も見に行かれたでしょう、私も何回も何回も見に行きましたよ。あの果樹園から、それから研究施設から、温室から、ああいう運動場から施設、それからいろいろな花が植わっている。あんな花だけでも、あれサツキの花ですね。あれだけの大きさになるのに1年、2年ではなりませんよ、何十年もかかってあんなすばらしい花になる。それを全部壊してしまって、宅地に直す。自然の破壊というのはそういうとこから始まるのです。 本当に県が与えくれた、天が与えてくれたすばらしい自然を残してくださってる、これを石井町が有効活用することによって、石井町は何年か後にはどんどん発展していくのだと。だから、一生懸命身を切って財政改革をして、要らないとこは徹底的に削減しているではないですか。それで必要なところには投資をするって、私は所信表明で言ってるでしょう。入札の差金だけで、今言ったように、何億円も削減できています。6億円や7億円ぐらいのお金で、前の町政がそのまま続いていたら、その私が言っている4億円も5億円もの入札差金というのは出てきません。そのお金だけ投入したって買えるじゃないですか、そういうことを考えてくださいよ。経費の節減は徹底的にやる、その中で必要なところへは石井町がこれから未来に向かって投資をしていかなければならない、めり張りをつけてやりますということは最初の所信表明でお話をしているつもりでございます。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) そういう答弁をいただきますと、それなら前も僕が質問したように、使うために借金を減らしたのかということになってしまいます。あなたが確かに努力をして借金を減らしていただいたという、そういう事実はございます。それは私も認めております。それならそれでいいじゃないですか。借金を減らすのは町の役目です、これ。未来の子供たちのために。減っていってるんなら、そのまま減っていったらいいのです。無理に必要でない買い物をする必要はどこにあるということを私は言ってるわけであって、町長、今宅地、宅地とおっしゃいますけれども、宅地に売るような県であったら、覚書のああいうふうな内容にはならないと思いますよ。公用、公共のための施設という覚書に文が入ってるじゃないですか。しかも宅地になんかしたら、今言いました農地がそのまま浮いてしまうわけです。農地どんなにするんですか、県は。県の担当者だって、きちっとその辺は考えているはずなんです。その上でああいった、元教育施設があったような場所に宅地が来るなんていう可能性はほとんど私はないと思っております。ですから、県のほうにそのままお任せしたほうがいいんじゃないかというふうに言っているのですけれども、どうでしょうか、もう一度答弁をお願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 過疎地が今どんどん過疎の有効活用ということで、都会の人たちなどがサテライトオフィスをつくったりして、都会の人がもっと自然を求めたところへ居場所を求めております。石井町の農業大学というのは、他町にもまさるすばらしい自然があって、花があって、果樹があって、子供たちがあの中でいろいろ遊ぶことができる環境ができたら、石井町にとってこれだけいいものはありません。あなたは物を買うために削減したと言いますね、そうじゃないですよ。たまたま削減する中で、こんないい話が出てきた、それだったら必要なとこには投資をしましょうということです。最初から6年前にあの農大の跡地を買うという話は出てませんよ。経費の削減というのはやっていかなければ、石井町があのまま続いていたら大変になるということで、それで私の交際費もゼロにしているのです。いろいろなことの入札も改革できています。そのお金をたまたまタイミングよく徳島県があの跡地をどのようにするのか、売却しますという話が出たときに、私一人で何回も何回も見に行きましたよ。あなたは宅地業者が買わないと言ったけれど、じゃあどこが買うのですか。県は全部、今の建物とかいろいろなものは全部更地にして売りますということを言っています。更地にして売ってしまうということは、今あるいろいろな施設とか、そういうことも全部壊してしまうということです。もったいないですね、あのきれいなツツジの花、このぐらい、1メートル50センチぐらいありますよ。今買ったらあれ1つどのぐらいするかわかりますか。1万円、2万円で買えませんよ。それだけ自然なきれいな美しい花があって、ああいう環境がある。それを石井町の発展のために有効的に利用するというのが何が悪いのですか、こんないい土地をいいタイミングで県のほうから買えるというのは、私は石井町民にとってはすばらしいことだと思っておりますが。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) どこまでいっても、僕は買うな、町長は、いや、買うということになってしまいそうなわけでございますが、買うのはやはり今言いましたように、町民の税金でもって買うわけですから、やはり主役は町民でなくてはいけません。町長が幾ら削減したか、削減したお金というのは別に町長のお金じゃないですね、これも町民の皆さんの税金です。ということは、町民主体で物をもちろん考えなくてはいけません。町長はもちろんあの土地を買うのが町民の方のためになる、私はあれは無駄である、これ以上借金をふやすべきではない、こういう考え方の意見の相違になっているわけです。 そこで、町民の方々にやっぱり真意を問う必要がこれは絶対にあると思います。 次に、3月の第6回の検討協議会で出た結果、あるいはそれでもきちんと出ないかもしれませんから、きちんと値段まで、上に建ってくるような値段、そういった概要まで出た時点で、やはりこれは住民による石井町全体でのやはり会、住民の会を開いて、それでその中でやはりこれは賛否を問うべき問題であるというふうに考えております。決してこれは役場の庁舎内だけで判こを連ねていって買ってはいけない問題であると思いますので、その点はぜひとも踏まえていただきたいと思います。 それを要望いたしまして、次2つ目の通告に参りたいと思います。 2つ目は、前回の12月定例会でも質問させていただきました石井町一般廃棄物最終処分場の損害賠償請求ということでございます。これは11月16日に判決が出まして、約3億9,000万円の支払いを被告側に町が請求したわけでございますが、全面棄却となり、町の完全敗訴という形で終わりました。これに対しまして、町側は新たにこれを高松の高裁に向けて控訴したわけでございますが、前回の12月定例会の中で私がこの裁判に至った経緯からいろいろ質問のほうをさせていただきました。その結果といたしましては、これだけ地裁で完全に負けたことに対して、高裁に持っていって、果たしてこれ勝てる見込みがあるのかということに関しまして質問しましたところ、町長のほうからは、いや、まだ大丈夫、これを覆すだけのものはそろえておりますというふうな答えをいただいたわけでございます。 そこで、今回は、前回が経緯からいろいろ質問させていただきましたから、今回は内容ですね、その内容についていろいろはたして本当に勝てるだけのものがあるのかどうかということに対してちょっと質問したいと思います。 まず、総務課長のほうにお聞きしたいのですけれども、もう高裁のほうから裁判の日程について何か連絡のほうが入ってきているものだと思われます。わかる範囲で結構ですので、ご説明お願いいたします。 ○議長(梶野利男君) 総務課長。 ◎総務課長(黒川浩君) お答えいたします。 今後の裁判の経過といいますか、スケジュールといいますか、4月12日に高松の高等裁判所において弁論が行われるという予定となっております。以上です。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 4月12日から始まるということでございます。 この裁判につきましては、その費用は前回も言いましたように、表に出ている金額だけでございますが、地裁第一審では約615万円と、このたび高裁のほうでは388万円と、足して約1,000万円の訴訟費用をかけて、この裁判を争うというわけでございますが、いよいよこの4月12日から始まるということでございます。 まず最初に、単刀直入に町長にお聞きしたいことが、まず高裁では一体何を争点としてこの裁判を争うつもりなのでしょうか、お答え願います。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 私は弁護士でもありませんので、何を争点にして争うかと言われましても、久米議員さん、こういうことを知っていますか。それでは、なぜオンブズマンを名乗る前川平助が裁判を起こしてきたのでしょうか、石井町にね。そのときに私が町長になったのですよ。前の町長のときに裁判を起こした、それでそのまま引き継いで私が町長になった。そして、石井町はその前川平助に対して、金額はっきりしませんが、約300万円のお金を渡して取り下げをしてもらった。それで贈収賄事件につながっているのですよ。何しにお金を渡して、わざわざ取り下げしてもらわないけませんか、そういうことが1つ。 なぜそれでは現職の町会議員が2人も贈収賄事件で捕まったのですか。これは全部これに関連している大きな事件ですよ。この捕まった理由の中にこういうことを言われてますね、検察は。多額の自己の利益を守るための利欲的で町議の地位を全く顧みない悪質な犯行である。贈収賄事件、なぜ贈収賄事件が起こったのでしょうか。 もう一つ言います。なぜ前の坂東町長や前の町会議員である岩佐透は、人を通じて私の家まで来て、2億円払うから裁判はこらえてくださいと言ったのですか。 もう一つ言います。なぜ前の坂東町長や前の町会議員である岩佐透、そして八光海運は、連名で石井町議会に対してお金を払うから裁判をしないようにこらえてくれと言って、議長のところへ連名書を持ってきたのですか。自分たちが悪いことをしているという思いがあるから、私のところへ来て、うわさですけどね、500万円用意しとるけん、河野さん、500万円で裁判せんようにこらえてくれ、石井町議会に対して1億3,000万円ですか、そのお金を石井町議会に預けるから裁判せんといてくれ、自分やが悪いことしとるって認めておるのじゃないですか。これを解明するのが私の仕事です。何を焦点にしているかというのは、弁護士の仕事ですよ。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 今、町長にいただきました答弁というのは、私が議員になってから何回もお聞かせいただいている答弁でございます。結果、多分これ証拠として第一審に持っていって棄却されましたね。ということは、今も町長の答弁の中にありましたけれども、これうわさでございますけどということも出てきましたよね。そういうふうな本当かうわさかわからないようなことが入っているという判断があった。 まず1番に、これ三者がもし共謀していたとしたら、これはまず背任罪はもう成立しているはずなのです。刑事事件になっているはずなのです。ところが検察審議会にこれを持ち込んでも不起訴処分ということになりました。背任罪は成立しませんでした。ですから、先ほども言いましたように、前川平助さんですか、そういう方の名前であるとか、それから朝自分の家に来て、2億円払うから、そのテープもあるから、1億3,000万円払うからというて町長室に来たと、そういうふうなことというのは、これがもし証拠があってきちんと言ってることだったら、もうこれだけで十分背任罪です、これ。完全に背任罪です。その時点で、もう刑事事件です、その時点でこれは。ところが今町長がおっしゃってることというのは、第一審の中で全く出てきていない、当然ですからこれ完全敗訴ということになったのです。 これこそ私が聞きたいのは、どこまでが本当で、どこまでがうそなのかというのが全くこれはわからない状態に今なっております。多分、画面を通じて聞いておられる町民の方が多数これを思っていると思います。でも、そのときのための裁判でしょう。互いが違うことを言い寄ってきて、それを総合的に資料から判断して裁決を下すのが裁判所です。そのために司法というのはあります。その司法がこれを公平に分析した結果が第一審の結果でございます。その第一審の内容というのは、12月の中でも少し私触れましたけれども、争点が3つあって、減価償却ということと随意契約ということと、それと三者の共謀ということですよね。これちょっと1つずつ町長にもお伺いしたいのですけれども、この3点ですね、減価償却、随意契約、そして三者の共謀ということに関して、町長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 今私の言ったことが全部本当だったら、当然有罪になっているとあなたは言いましたね。全部本当ですよ。よろしかったら全部証拠書類そろっていますので、見せてあげます。私はこういう議会の前で、テレビの入っている前で、町民の皆さんに対して、そんな想像で物を言いませんよ。全てきちっとした証拠書類があります。あなた方もそういうことを聞いて、それがほんまだったら有罪と思っているのでしょう。今、久米議員さん、自分で言ったじゃないですか。そういうことが本当だったら有罪ですよ、有罪と町民の皆さんが皆思っているのに無罪になっているのです。だから、おかしいのです。悪いことして、その人たちはぬくぬくして、町民のそれこそ税金を自分らの懐を肥やすためにやって、それでそれが罪にならない、そういうことに対して許されますか、おかしいでしょう。だから、私はやっているのです。何も私のもうけにはなりませんよ。けれど、これは町民に対して説明がつかない。そんなことだったら、町長、悪いことをした者がもうけになるんやなと。 何回も言いましたけれど、岩佐透さんの四国銀行石井支店の普通預金の通帳に毎月300万円送ってくる。そのお金の使い道がないから、何人かと分けて、子供のために貯金10万円もした、そういうことをあの人が供述しています。供述書も全部ありますよ。私がこういうことを想像で言うたら名誉毀損ですよ。きちんとした証拠があるから、そのお金は誰のお金ですか、それじゃあ。それこそあなたが言うように、農大の跡地がもったいない、もったいない、そういうことを言われるのだったら、こういうことを一緒に解明しませんか。こういうおかしいことがあるじゃないですか、松尾議員さんの議会の議事録を読んだらどんなことを言ってますか。最終処分場のことがどうもおかしい、議会で何回も何回も質問した。そしたら、ある人から電話がかかってきて、この問題は言うな、その問題を質問したら最終処分場の中へ埋めてしまうぞ、そういうことを松尾議員さんが、前の議員さんが議会で言っております。 それから、これが私になったときでございますが、私が町長になったときも松尾議員さんは議会でそういう質問をされた。休憩の途中に暴力団の親分から電話がかかってきて、しんだい質問するなとおどされた。これも事実です。町の人と暴力団が一緒になって、自分やの利権を一生懸命に守ろうとしてる。そういうことに対して、一審で負けたからといって、ほな、はい、負けました、これで終わりですと言って町民が納得しますか。あなたを応援している町民の方は知りませんが、私といろいろつき合いのある町民の方は、町長、絶対解明してくださいと、あんなんが通るようやったら、そんな悪いことをしても、その者が不起訴になってそれが正しいのですか、そんな石井町ですかって言われています。だから、私は戦っているのです。今の3つの件についてあなたに答弁してくださいと言われても、私弁護士でありませんので、弁護士にどうぞ聞いてください。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 今、町長のほうからいただいた答弁というのは、結局第一審で取り上げられなかった証拠でございます。その結果がああいうふうになったと。 先ほども言いましたように、裁判というのはこっちの言い分とこっちの言い分を審議して、どっちが正しいかという判定を出すのが、これが裁判です。だから、町長にはもちろん町長の今の言い分があります。向こうには向こうの言い分があるわけです。今回裁判をしたら、向こうの言い分のほうが正しかったわけなんです。立場が違うのですね、この2人の。町長は町長という職柄にもあり、しかも各議会でテレビの前でいろいろと発言ができる。あるいは、各会合に行って、いろいろみんなの前で発言できるという立場、立脚点が違うんですね、全然。そういうふうなことから、余計に町民の皆さんが混乱するわけです、このことについて。これもう一度、本当に町民の皆さんもやっぱり一番に思っていただかなくてはいけないのが、日本は法治国家であり、三権分立しているということ、そして司法が下したことに対しては従わなくてはいけない国なんだということ、これが原点ですので、これをもう一度きちんと頭の中に入れていただきたいです。 先ほどの質問に戻りまして、争点が3つある。減価償却であり、随意契約であり、三者の共謀であると。今法的なことはもちろん、弁護士と討論せえというふうに言われましたので、ちょっと省かせていただきますけれども、私なりにこの裁判、これ勝つとしたら、減価焼却のほうも、それから随意契約のほうも、これは法的にはっきり言って勝てません。法律で認められています。では、これを覆すためには何か、三者の共謀なのですね。三者がもし共謀していたという判定がもし下ったら、これは2つとも覆ります。はっきり言うて、今度は町の完全勝訴になると思います。私が一番最初に聞いたのは、町長に聞いたのは、何を争点とするかということを聞きましたよね。何を争点とするかということを聞いた、それはこの件に関して、この三者の共謀に対して何か高裁でもってひっくり返すための何か自分の切り札といいますか、それを持っているのかどうかということが聞きたかったのです。何といいましても、これでトータル1,000万円のお金が町民のお金というのは費やされるわけなんです。町長が何億円削減したかは知りません。1,000万円のお金はこれで無駄になってしまいます。町民の税金でございます。 もう一度、ちょっと聞きたいのですが、もう一応高裁の裁判が始まっているわけでございますので、町長、この前一審のときは裁判中にいろいろなことを話してくれたではないですか、今度の高裁についてはどういうところで主張していきたいかということを、話せる範囲で結構ですので、話していただきたいと思います。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 私は、久米議員さん、納得できないところがあります。あなたは同じ石井町民として、石井町議会議員として、どうして私がそういう解明することに対してそれだけ反対をなさるのですか。あなたも自分自身、最初おかしいと思っておったと言っていたではないですか。おかしいと思っていたことが何しに裁判で負けたかと言うことがおかしいのです。だったら、三審制ですから、もっと一緒に戦いましょうよ。おかしいと思っていると、思ってるのだったら本当に負けるはずないでしょう。今もあなたが言ったでしょう、私の言ったことが正しいのだったら勝つはずだと、私もそうやって思っています。こんな朝早くから、私が新聞配達をしているときまで待って、家に来てまで500万円用意しとるけん、もう町長、どなんぞ今度裁判せんといてくださいやと、なぜ言う必要があるのですか。自分らがやましいことをしているから、一生懸命僕を抱き込もうとしているのではないですか。じゃあはっきり言って、私がその500万円をもらってですよ、裁判をしなかったら、こういう問題はどこも表へ出てません。私はそういう人を絶対許さないから戦っているのです。私利私欲でやっていませんよ。石井町の町民の人が一所懸命働いて税金を納めている、私たちが夜集金に行く、本当に払えない人もいっぱいいるのですよ。そういう人に対してでも、私たちは税金くださいと言わなければならない。片一方では、こういう町の仕事を利用して自分らだけがもうけている、こういう人がいることが許せますか。 何を裁判の焦点にしているかということですけれど、一部だけお話しします。何も言わなかったら、あなたは引き下がらないでしょうから。 最終処分場の委託契約は違法な随意契約であります。価格が不当に高額なものであること、これは私が一番最初就任したときに言いました。あの最終処分場は、たった2人の従業員が維持管理している。他の業者に見積もりをとったら、たった半額でできる。これがおかしいんでないでということを私はずっと言い続けました。随意契約で価格が不当に高額であること、そうですよね。同じ仕事をよその業者がとったら半額でできる、それをなぜ倍もの金額で業者に委託しますか。それも基本的には入札しなければならないものです。それを随意契約で委託している、それも高額で。前の坂東町長、前の町会議員である岩佐が地方自治法第138条の2に違反、地方公務員法第32条違反の責任は免れないこと、これが一部です。 ○議長(梶野利男君) 久米伸一君。 ◆5番(久米伸一君) 今、高裁でどういう中身で勝負するかということ、ちょっと言ってくれましたけれど、これ判決処分の中に町長、結果として書いてくれていますよ。随意契約は認められています、これ。随意契約は、この普通のこういった入札する場合というのは、もちろん一般競争入札というのは基本的ではあるが、こういった性質のものに関してはその範疇にはないと、地方公共団体の契約担当者の合理的裁量判断によって、これは決定されるべきという最高裁の判例が出ております。したがって、これでもし争うのであれば、何ら別に内容が変わっていなくて、また負けに行くようなものですよ。第一審で言っていることと同じです。 以上のように、かなり第一審で出尽くしていると思います。かなりの逆転内容というのが必要になってくると思うのですけれども、私はもちろんこれ本当にね、町が勝訴したのであれば、ああ、よかった、悪いものを正すことができたと、もちろんそう考えます。でも、何でこうやって今言っているかと言ったら、負けたからです。なぜかというと、僕は石井町長よりも司法においては日本国の地方裁判所の裁判官のほうを信じるからです。ですから、こういう意見を私は出しています。 その点も踏まえまして、最後になりましたが、やはり政治といいますのは、本当簡単に言いますと、みんなから持ち寄ったお金をどう分配するか、これが政治です。町というのは、町長というのは、そういった分配するに当たって責任を持つ、これが長の役割であり、私たち議員とか議会というのは、それが公平公正になされているかというのを監視するのが一番の仕事であると私は思っております。その点を踏まえまして、今回の裁判というのは、一審判決を受けた時点でもうほぼこれはもう敗訴に、次、高裁へ行っても無駄なお金を使うだけである、町の税金に対して穴をあけることになるという危惧から反対をしたわけでございまして、しかももし私危惧するのは、これもし高裁で負けたら、その上へ行ってしまうのではないかと。また負けるのが分かっていて最高裁へ行くのではないかと、こうなってくると余計にまた町の税金を使うことになってしまいますので、今から何度もこうやってご質問をして、くぎを刺させていただいているわけでございますので、その点はご承知いただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(梶野利男君) 12番山口性治君。 ◆12番(山口性治君) 通告に従いまして、高原33号線と石井駅山路線から新しく新設される123号線についてお伺いをいたします。 高原33号線は、10件20筆ができてないと町長の所信表明で言っていましたが、町道33号線の現状の土地交渉の進みぐあいはどのようになっているのか、お伺いいたします、1点。 また、地権者との交渉解決はできるのか、できないのであれば、長期放置しておくのは投資額が無駄になるので、もうそろそろ強制執行を考えてはどうか。 3点目、次に新設の町道123号線について、現在どのくらい進んでいるのか、総費用と補助金の予定は、また工事完成はいつぐらいになるのか。 また、高原33号線は困難しておりますが、123号線は非常に進んでいるように聞いております。これはどうして123号線はスムーズに進んでいるのか。 5点目、県道徳島鴨島線、マルナカの横の道より日本ハムの横の道路で行きどまりになっており道路の建設がされていないが、今後その道路をあの南へ行く予定があるのかないのか、担当課長、町長よりお伺いをいたします。 ○議長(梶野利男君) 建設課長。 ◎建設課長(遠藤光宏君) お答えをいたします。 まず、高原33号線の現状についてご説明させていただきます。 平成17年度に着手しておりますが、まず用地でございますが、平成25年3月現在でございます。1万6,719.69平米のうち、買収済み1万983.54平米、買収率でございますが、65.69%でございます。残り10件20筆が未買収地でございます。 次に、工事でございますが、平成25年、これも3月現在でございますが、全体の約26%の進捗率でございます。 議員さんご指摘の強制収用をしてはどうかというご質問でございますが、平成25年3月現在、10件20筆の未買収地がございます。20筆のうち、16筆が筆界未定となっており、境界が確定しておりません。制度上収用手続には入れますが、もし収用できたとしても分筆はできず、所有権移転登記もできないことが生じます。簡単に言いますと、誰の土地をどれだけ買うか確定しないということでございます。また、10件未買収地がございますが、10件のうち、5件の方は隣接地が境界確定の立ち会いに応じてくれないという影響を受けているだけで、用地提供には非常に協力的でございます。そのため、強制的な収用にはそぐわない状況にございます。 以上の理由から、当面は収用は行わず、粘り強く用地交渉を行い、ご理解を求めていきたいと考えております。 次に、石井123号線の状況を説明させていただきます。 石井123号線は本年度より着手いたしました。平成24年度事業進捗率を説明させていただきますと、地権者28名中、12名買収済みでございます。筆数で言いますと、買収予定37筆のうち、16筆が買収済みでございます。また、面積で言いますと、予定買収面積7,710平米のうち、3,573平米を買収いたしまして、用地買収の進捗率でございますが、46%でございます。平成24年度の用地買収費として、4,333万8,671円を平成24年度に支出しております。 お尋ねの平成25年度以降でございますが、これは国の交付金の決定額によりますが、建設課といたしましては平成25年度中に用地買収を終え、一部用地の買収できているところの工事に着手したいと、このように考えております。いずれにしても、国、県のご協力をいただき、できるだけ早い開通を目指したいと考えております。 それと、マルナカの道でございますが、この道はまだ具体的な図面は書けておりませんが、町長が国会議員、また県との協議の中であらゆる機会を捉えまして、この路線も着手したいというような要望は折に触れ、要望しております。以上でございます。 ○議長(梶野利男君) 町長。 ◎町長(河野俊明君) 山口議員さん、まず高原33号線でございますが、もう何年かかっておるのでしょうね。予算をつけていただいても、交渉が全然進まないからその予算を戻したり、どうしてもいろいろなことが進んでおりません。 理由は、最初からこれはできない計画です。私も地権者の方に頭を下げに行きました。絶対町長、売らんでよと、家へ入るのも断られた方もおいでになります。今の課長の話では、境界もできていない、分筆もできていない、こういうずさんな計画をしているから、いつまでたっても道路ができないのです。私が19年度に町長になったときにお話をしたと思いますが、百姓一から北のほうへ抜けた道路は、真っすぐ抜けて突如斜めにゆがんで、わざとに何人かの地権者のところを通るようにしている。道路がなぜ真っすぐつかないのでしょうね。そこに道路があって、その道路を利用して拡幅するのなら別ですが、わざわざゆがめて道路をつけて、そしてその地権者も売らないという話が出てる。こんなずさんな道路の計画をしているから、道路というのは完成しないのです。何年もかかって、今60何%、123号線はたった1年で46%、話ができています。 それは123号線は、最初から、その当時仁木課長だったと思いますが、仁木課長もう33号線の二の舞はやめような、計画図をある程度示して、売ってもいいという合意をもらった上で進めませんか、そうしないと同じように二の舞になる。それと、曲り曲がった道路は要りませんと、できるだけ既存の道路で経費がかからないようにしましょうということで、その当時の仁木課長とお話をする中で、ほとんどの方の同意をもらった上で進めているから123号線は早く進む。県のほうも補助をつけていただいてる。石井町が一方的に線を引いて、それも斜めに線を引いた中で、町民の地権者の合意ももらわないうちに計画を進めているから、いつまでたってもこれは33号線というのは、予算がついても工事が進みません。 ちょうど1年前に私が、7件だったと思いますが、仁木さんも一緒に行ってくださいましたですね。地権者のところにお話しに行きました。だめだったけれど、その中で可能性があるのが、2、3件ありました。わざわざ町長が来てくれとるけん、すぐでないけんど考えるわ、もう一度行ってみます。それで、頭を下げて、今これだけ進んでいるので協力してくださいということを頼んでみる。どうしてもその中で合意を得られなかったら、これは残念ですけれど、いつまででも置いとくわけには、これはいきません。強制収用ができるかどうかという問題もあるのですが、そういうことも考えていかなければならないだろうと思っております。 石井町では、今山口議員さんのご質問にありましたように、本当に主な道路というのが途中で途切れているのですね。今の33号線というのは百姓一で、本当なら新童学寺トンネルにつないでこそ、初めて道路というのが生かされます。しかし、その計画もないままで、途中で途切れている。石井神山線の期成同盟会というのがありますが、これは後藤町長が会長をして、私が副会長をしております。その中で県の人との話の中で、石井町はもう新童学寺トンネルができたから、あとは神山町だけの道路建設を進めます、これ3年前ですね、そういうお話がありました。山口さんも、たしか議員さんも一緒においでになっておったと思いますが、そのときに私は県の方に言いました。石井町は百姓一からこの新童学寺トンネルまでをつなぐのが石井神山線の最終の仕事です。県のほうが今の百姓一から新童学寺トンネルまでの道路を取り上げてくれないのだったら、石井町はもうこの同盟会からはおろしてもらうと言いました。そしたら、県のほうが慌てまして、そらあ石井の町長のおっしゃるとおりですと、新童学寺トンネルから百姓一までの道路も期成同盟会の候補として上げましょうということでご了解もらったんが、たしか山口議員さん、3年前ですね。それで、会があるたびにその話は出して進めております。 それでは、竜王団地から国道までの間というのも今とまっておりますね。日本ハムの道路、横の道路まででとまっている。どうして石井町ってそんな尻切れとんぼの道路ばっかりつくるのでしょうかね。これは竜王団地から国道まで抜ける道路をつくらなければ、道路としての意味がない。そして、最終的には、今の123号線につながなかったら意味がありません。堤防から竜王団地の間を通って、それと農大の横を通った123号線に今度つなぎます。123号線から今度新しくできるこの新童学寺トンネルと百姓一の間の道路につなぐわけです。そうすることによって、石井町の環状線ができます。この道路ができることによって、石井町はまた飛躍的な発展ができるだろうと思います。これはこの道路建設というのは、当然大きな事業でございますので、石井の町単事業としてやるには負担が多過ぎるということで、県と国の負担をいただく中で、早いうちに、多分私の任期中には難しいだろうと思いますが、あとの町長に引き継ぎまして、石井町のきちんとした環状線をつくって、石井町の発展に努めるようにいろいろ計画を立てていきたいと思っております。 ○議長(梶野利男君) 山口性治君。 ◆12番(山口性治君) 今、課長と町長からのご答弁によりまして、高原33号線は初めからちょっと無理があったのではなかったかと、今10件20筆がまだできておらないということで、これはちょっと今聞いただけでもこれは難しいなと。難しい。これからも難しいと言っておれないので、これは何かでやらなくてはならないと思いますけれども、言葉では言いあらわせないのですが、職員一同努力されて、早期にできるように努力をしてもらいたいと思います。 また、123号線については、33号線がこれ停滞しておりますので、そのお金が余ると思います。今123号線は46%以上できとると言うので、完成に向けて頑張っていってもらいたいと思います。また、道路は途中で切れておったら何も意味がありません。道路は最後まで続けてやることによって、起業立地やいろいろなことができると思いますので、これからもそのように進めていってもらいたいと思います。 これをもって私の一般質問は終わります。 ○議長(梶野利男君) 本日はこれで散会いたします。            午後4時54分 散会...